カメラワークの新提案。

カメラワークの新提案。

カメラワークとか都市伝説をまだ信じてる奴っているの?

前に見たどんでん返し作品で

この作品に似ていると

若干ネタバレされてしまい、

次に見るしかなくなった映画。。。

『ファイト・クラブ』

[Fight Club]

(1999年)アメリカ作品

2,057円
Amazon

<あらすじ>

不眠症に悩む平凡な会社員の「僕」(エドワード・ノートン)の空虚な生活は、謎の男タイラー・ダーデン(ブラッド・ピット)と出会ってから一変する。自宅が火事になり、焼け出された「僕」はタイラーの家へ居候することになった。「お互いに殴り合う」というファイトにはまっていく二人のもとに、ファイト目当ての男たちが集いあうようになる。そして秘密組織“ファイト・クラブ”がつくられた……。

<スタッフ>

監督 デヴィッド・フィンチャー

脚本 ジム・ウールス

原作 チャック・パラニューク

製作総指揮 アーノン・ミルチャン

製作 アート・リンソン

    セアン・チャフィン

    ロス・グレイソン・ベル

音楽 ザ・ダスト・ブラザーズ

撮影 ジェフ・クローネンウェス

編集 ジェームズ・ヘイグッド

<キャスト>

エドワード・ノートン(ナレーター/「僕」)

ブラッド・ピット(タイラー・ダーデン)

ヘレナ・ボナム=カーター(マーラ・シンガー)

ミート・ローフ(ロバート・ポールセン「ボブ」)

ジャレッド・レト(エンジェル・フェイス)

ポール・ディロン(アーヴィン)

「○○と似てる」とか

「○○の方が上だ」とか比べて

名前を挙げるのは止めて欲しい。

それだけで見る楽しみが

奪われてしまうからね。

とはいえ、

この作品を見た後だから言えるけど

この手のオチの超有名作だけあって

仕掛け方が上手い。

それとサブリミナル効果が多い。

一瞬だけ違う映像が混じって

違和感を与える手法。

タイラーの紹介時と

エンドロール直前には男性器の写真が

一瞬だけ入っていて笑った。

以前の日本公開時やDVD版は

男性器にモザイクがあったらしいが

Blu-ray版は無修正です。

これは男のための映画です。

殴り合いの格闘、

血だらけで倒れる男たち。

殺人もセックスも爆破も

カーアクションもある。

ちなみにヘレナ・ボナム=カーターの

ヌードはヘレナが拒否したため

代役とCGで撮ったそうです。

口内で銃を発砲するシーンもCG。

俺はサスペンスっぽいのを

期待していたので

「なんじゃこりゃ?」という感想。

悪くはないんですが個人的には

あまり好きな映画ではないです。

それでも

伏線張りまくりなのは凄いので

評価はやや高めにしました。

タイラー役の

ブラッド・ピットはクソかっこいい。

アメリカの映画雑誌『エンパイア』で

「最高の映画キャラクター100人」の

アンケートでは

タイラーが第1位を獲得している。

映画自体も「過去最高の映画ランキング」で

第10位にランクインするなど評価は凄まじい。

まさに映画史に残る怪作です。

☆☆☆☆☆ 犯人の意外性

☆☆☆☆☆ 犯行トリック

★★★☆☆ 物語の面白さ

★★★★★ 伏線の巧妙さ

★★★★☆ どんでん返し

笑える度 △

ホラー度 -

エッチ度 ◎

泣ける度 -

総合評価(10点満点)

 7.5点

—————————

※ここからネタバレあります。

—————————–

1分でわかるネタバレ

<結末>

タイラーはテロリスト集団のリーダーとなり

「騒乱計画(プロジェクト・メイヘム)」を発動。

取り残された「僕」は

タイラーを止めようと追いかけるが

やがて自分が

「タイラー・ダーデン」であることに気付く。

いつのまにか「僕」は

自分がこうなりたいという理想像を

タイラーとして作り上げた。

不眠症なのは

もう一人の人格「タイラー」が

身体を動かしていたからだ。

タイラーとの殴り合いも

自分で自分を殴っていただけだった。

騒乱計画を止めようとビルに行き、

そこでタイラーと戦う。

最後は自分の口内に銃を発砲し

タイラーにとどめを刺した

爆破は止められず。

そして「僕」は

連行されてきたマーラと共に

爆破されていくビル群を

なすすべもなく眺めるのだった……。

どんでん返し

この作品のどんでん返しは

主人公が二重人格だったこと。

つまり

タイラー・ダーデンは

もう一人の自分であり、

現実には存在していない。

2人は同一人物だったのである。

エドワード・ノートン演じる「僕」

冴えない普通の会社員。

ひ弱そうな身体で

彼女はいないし友達もいない。

ブラッド・ピットが演じる

タイラー・ダーデン

「僕」が作りだした理想の男。

マッチョで自信家、

女にもモテる美形のうえに

人望があるので人が集まってくる。

この映画を撮った監督

デヴィッド・フィンチャーは

この姿も性格も違う2人を

どのようにして

二重人格だと悟らせず

別人だとミスリードしたのか?

水色はミスリードピンク色は伏線です。

冒頭の無人ビルの高層階で

タイラーが拳銃を「僕」の口に

突っ込んでいるという

クライマックスの場面から始まる。

最初からタイラーが視覚化されているから

2人の人物に何かがあって

最終的に戦い合う物語だと誰もが思う。

最初の出会いは飛行機の中。

隣に座っているタイラーが

普通に話しかけて来た。

タイラーと殴り合いができるので

もはや人と変わらない。

ミスリード自体は少ないが

別人格に実体があり

会話も格闘もできるので

かなり強力に騙される。

では伏線を見てみよう。

まず重要なのが

主人公の「僕」は

正式に名前が出て来ないこと。

彼は物語の中で「ジャック」や

「コーネリアス」や「ルパート」

という名前を使うが

本名ではなく他から引用している。

日本だと「山田太郎」みたいな感じ。

もしかしたら、

「タイラー・ダーデン」

エドワード・ノートン演じる

彼の本名かもしれない。

そして

勘違いされやすいが

タイラー・ダーデンの姿は

「僕」だけが見える幻覚だが

周りには「僕」の姿で存在している。

2人が一緒の場面は

どちらかの視点が本体であること。

誰かと話している時は

その人物が本体です。

「僕」がマーラと話している時は

「僕」の姿が実際の「僕」。

(ちなみにタイラーが

マーラと「会話」する場面は無い)

「タイラー」がルーと話している時は

「タイラー」の姿が実際の「僕」。

……というふうに、

本体じゃない方は会話に絡んでいない。

映画のフィルムの切り替わりのように

場面ごとにどちらかが本体である。

この②映画フィルムの説明

視点の切り替わりを

意味するための伏線だった。

しかしタイラーも言うように

観客には気付かないようになっている。

冒頭の高層階で、

「僕」があと2分でビルが

爆破されることを知っていること。

「タイラーが知っていることは僕も知っている」

タイラーが言うのだから間違いない。

もう一人の僕との

つながりを示唆している。

ここでまず二重人格の

ヒントが与えられる。

眠って起きたら睡眠発作で

別の場所にいることがある。

タイラーが彼の身体を動かしている。

「全然違う時間に

全然違う場所で目覚めるんだから

全然違う人間になってたりして」

意味深な発言をした時、

後ろをタイラーが通る。

タイラーの映像にかぶせて

全然違う人間になれるとか、

ここまであからさまだったとは……

タイラーは「僕」と

同じ鞄を使っている。

この鞄の中に

振動するものが入っていて

手荷物検査にひっかかってしまう。

タイラーの鞄が持って行かれたため

「僕」の鞄も消失するという

不思議な現象が起きているのは

2つが1つのものであるという示唆。

クライマックスで

タイラーの銃を「僕」が奪うシーンが

ちょうどこの逆のパターン。

何が振動の原因だったかは不明。

一人称で身体の器官が

「僕はジャックの脳の延髄です」

「僕はジャックの結腸」と

しゃべっている小説。

それぞれが意志を持って

ジャックを動かしている小説を

引き合いに出して

多重人格が一人の身体を

動かしていることを仄めかしている。

タイラーの家庭環境が

うちと似てると言う。

自分のことですから

同じなのも当然。

マーラとセックスする夢

実際には自分が

タイラーとなっていた時にやっていた。

翌朝、家にマーラが居るのを見て

「どうして僕の家にいるんだ!?」と言うと

「ひどい人」と怒って出て行った。

セックスの後で

急に態度が変わったので

結局身体目当てだったと思い

馬鹿にするなと怒った。

マーラだけは主人公を

「タイラー」と認識している。

だからタイラーから

危険な存在だと注意される。

重要なのが

マーラが出ている時は

タイラーがいなくなり、

タイラーが出て行くと

マーラが出てくるというように

3人が画面に揃わない。

一度だけ

「僕」が覗きに行った時、

ドアが開いて3人が画面に揃ったが

この時もマーラは後ろを向いていて

主人公の姿を見ていない。

マーラが振り向くと

絶妙なカメラワークで「僕」の姿が消える。

実際には2人しかいないわけで

3人揃うと話している方向と

会話の内容で

ネタバレしてしまうからだ。

ファイト・クラブ内の戦いでも

どちらか片方が戦っている時は

もう一方はじっと様子を見ていて

相手に干渉しない。

2人を別々に認識して

話しかけている人物は一人もいない。

⑫マーラとタイラーとの関係と

「僕」とタイラーの関係を

はっきりさせようと質問する時、

「僕たち」と複数形にして

マーラに聞き返される。

ここが一番見ている人に

違和感を感じさせるヒントの

やり取りだったのではないだろうか。

この時、

下の階のタイラーの足音が

ドンドン聞こえてうるさいが

マーラには聞こえていない。

「僕」だけが聞こえる音。

「何が?」と聞き返すマーラ。

違和感ありまくりです。

この後、

この音の話題にならず、

手の怪我に話を持っていき、

下の階から

タイラーが「僕」とだけ会話して

相変わらず3人が揃わないのは上手い。

⑭タイラーが「僕」の右手の甲を

薬品で焼く場面。

タイラーの右手の甲にも

焼けた傷がある。

俺も同じ痛みを

前に味わったことがあるんだ

という風に思わせているが

実は「僕」の皮膚を焼いたから

タイラーにも焼けた傷ができた。

上司との話し合いで

自分を殴る自演も重要な伏線だ。

終盤で

「タイラーはいないよ」と

マーラに言うと、

呆れた顔で帰っていく場面

見破る最後のチャンス。

ダーデンと判明するのは

あるファイト・クラブの支部で聞く

「あなたはダーデンさんです」という言葉。

ここで全てがわかる。

マーラの言葉はとどめの一撃だ。

最後はブラピが

優しく説明してくれます。

サブリミナル効果

コピーのコピーのコピーみたいに

現実がぼやけると言うシーンで一瞬ブラピ。

睾丸がん患者の集会に

参加してみなさいと言われる場面を

後ろから眺めるブラピ。

睾丸がん患者に混ざるブラピ。

マーラが立ち去る時。

急に混ざり方が雑になるブラピ。

ホテルのPRビデオの右端がブラピ。

男性器のカットは載せれないのですが

2か所あります。

本来の「サブリミナル効果」は

1フレームだけ挿入して

視覚では気付かないくらい一瞬だけ

挿入して脳に情報を植え付けるもの。

例えば

ただの風景の映像に

1フレームだけ

「コーラ」の映像を入れたとします。

するとそれを見た視聴者は

無意識のうちに

コーラが飲みたくなってしまう

というわけです。

つまり洗脳に近い。

日本ではオウム関連で

サブリミナ
効果を危険とし、

自主規制したという経緯があります。

だから本当のサブリミナルを

入れるのは問題視されている。

この映画では

幻覚が見えるメタフィクション的な示唆と

監督の遊び心で入れただけなので

かなりわかりやすい形で表現している。

よくある疑問

Q,率直な疑問だけど

なぜ殴り合うの?

彼らは自分を解放し

痛みや血を流し

「生きている」ことを実感するために

ファイトしている。

そのため

負けて血だらけになりながらも

皆どこか嬉しそうな表情をしている。

確かに屈折していると思う。

でもよく考えてほしい。

例えばあなたが小学生の時、

夏休みの宿題を放置して

遊びすぎた挙句、

8月31日を迎えたとする。

もう駄目だ、どうしよう。

それでもやるしかないと決めて

本気になると

結構あっという間に片付いて

自分の集中力にびっくりしたという

経験はないだろうか?

人間は追い込まれないと

本気になれない生物だ。

ただし本気になった時は

凄い力を発揮する。

タイラーが「僕」の家を焼いて

快適な暮らしから一転して

自分を窮地に追いつめたのも、

不自由な暮らしから

何事にも本気になれる環境を

求めたものだと思う。

Q,ファイト・クラブのルールは?

ルールまとめ。

一、ファイト・クラブのことは口外するな。

二、ファイト・クラブのことは絶対に口外するな。

三、降参したり戦意喪失で即座に試合終了。

四、試合は一対一で戦う。

五、一回に一試合ずつ行う。

六、シャツと靴は脱ぐ。

七、試合時間に制限はない。

八、初めてクラブに来た夜は必ず戦うこと。

Q,「僕」は負けるシーンが多かったけど

タイラーが勝ってるシーンは

実際には「僕」なのだから

勝っているということ?

そうです。

まさに人が変わったように

強くなって勝っています。

酒場の持ち主ルーに

すがりついて頼んだのも「僕」です。

Q,タイラーがルーに殴られている時、

「僕」は黙って様子を見ているが

痛みを感じてないのか?

実際には

「僕」が殴られているわけで、

あの黙って立っている「僕」は幻です。

2人が揃っている場面は

どちらが本体でどちらか幻なのか

映画のフィルムのように

「切り替わって」いて

誰にもわかりません。

Q,HOPE計画の責任者がトイレに行った時、

「僕」は給仕をしていたのに

タイラーはトイレの中で待ち伏せしていた。

どちらが本体なのか?

これはトイレの中の

タイラーの方が本体で

給仕をする「僕」は幻。

遅れてトイレに入った「僕」は

鍵をかけたが

実際には鍵はかかっていないはず。

この時も「僕」は見ているだけで

一言も発していない。

Q,車の中で運転していたのはタイラー。

では後部座席の2人が

「騒乱計画のルールは

誰にも口外するな」と「僕」に

言ったのは認識できているのでは?

あの場面は

運転しているのだから

タイラーが本体。

で、タイラーが助手席に向かって

誰もいないのに独り言を

ずっとしゃべっていたわけです。

後ろの2人は

「騒乱計画」と聞こえたので

形通りに答えただけ。

今どちらが本体なのか?と

考えながら再度見ると面白いです。

Q,飛行機でタイラーの行方を捜すが

誰も彼を見ていないと言うのはなぜか?

それは「僕」の知らない間に

タイラーが根回しをしているから。

「俺が“タイラーを知らないか”と聞きに来たら

知らないと答えろ」という風に。

バーで聞かれた男は

言われた通りにやりましたよ

という意味でウインクしている。

Q,ラストはどうなったの?

バッドエンド?

ネットでは「僕」とマーラのビルも

爆発して2人は死ぬ運命にある

という解釈がある。

俺も最初は

バッドエンドだと思ったんですが

あのビルの時限爆弾は止めて

タイラーが鍵をかけて捨てたので

誰も入れないはずでは?

それと「僕」が気絶して

目が覚めた場所が同じビルとは限らない。

特等席で見物すると

タイラーは言っていたので

見物する場所を壊すとは思えないし、

スペース・モンキーズの仲間が

爆発寸前のビルにやってくるとは

常識ではあり得ないが?

目覚めた時のビルは

別のビルじゃないかと思ったが

冒頭で下の階の様子が映るので


じビルのようだ。

「ゼラチン爆弾は周辺のブロックを

跡形もなく壊すだろう」とあるので、

支柱が崩れれば

当然この辺りのビルは

巻き添えをくって崩れる。

とすれば最初から死ぬつもりで

計画していたのか?

常識を無視した命がけの計画だ。

最後に画面が揺れたのを

ビルが爆発した衝撃と

とらえている人もいるけど

ビル自体の映像は

壊れてなかったので

ただの演出でしょう。

ビルが崩壊したかどうかは

監督も明言していないので、

視聴者の好きな考えでいいと思う。

しかしビルが爆発しなくても

あの状態ではすぐに手当てしないと

かなり危ないことに変わりはない。

原作では主人公は

「天国でまたマーラと会う」と

死を覚悟した台詞を言っているらしい。

ということは

つかの間の生存という解釈になる。

最後にマーラと愛を確かめあえたので

救いのあるバッドエンドということか……。

Q,ラストのエンドロール前に

なぜ男性器のカットが入っているのか?

タイラーは子供向けのアニメに

ポルノを入れる悪戯が好きだった。

あれはタイラーからの

最後の悪戯ではないだろうか。

この映画は「作中作」か?

タイラーがどアップで

「お前らは歌って踊るだけの

この世のクズだ」と言う場面。

画面が揺れて端に

映画のフィルムみたいなものが

チラッと映った。

これは何の意味があるのか?

と考えてみる。

つまり

この映画は「作中作」なのだろう。

『ファイト・クラブ』という映画の中で

もうひとつの映画を見せられているのだ。

そのナレーターが「僕」である。

最後にタイラーが視聴者に

ポルノの悪戯を仕掛けてあるのも

この映画自体も

上映された「映画」だったんだと

思えば納得できます。

そして

この映画の本当の主役は

映画を見た

あなた自身ではないかと思う。

あなたがどう感じたかが

この作品の本質ではないか?

自分を変えようとすることは

何事も死に物狂いで

やらなければ変えられない。

最後に経済の象徴である

高層ビルを爆破したように

常識をぶっ壊してでも

変えなきゃいけないんだという

メッセージ性を感じる作品だった。

レアでモダンなカメラワークを完全マスター

「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」4DX 3D(吹替)

を観てきました。

ストーリーは、

アメリカからイギリスに戻ってきたニュートは、アメリカ合衆国魔法議会が捕らえた強大な魔法使いグリンデルバルドが逃げ出したことを知る。恩師のダンブルドアから特命を受け、パリに向かったニュートは、仲間の魔法生物たちとともにグリンデンバルドの行方を追う。

というお話です。

アメリカからイギリスに戻って来たニュートは、ダンブルドアに呼ばれてパリへクリーデンスを探しに行って欲しいと頼まれる。前回にアメリカで多大な被害をもたらした為に渡航禁止されていたニュートは、魔法省に渡航許可の申請を出すのだが、魔法省に呼ばれ、渡航の理由を聞かれて曖昧な返事をした為に、渡航は許可されない。もし、どうしても渡航をしたければ、魔法省で兄テセウスの部下となり働くことを条件とされ、仕方なく諦める。

実は3か月前に、アメリカ魔法省に捕まっていたグリンデルバルドが移送中に逃げてしまい、魔法省は彼を追跡するのに手間取っていたのだった。グリンデルバルドは、クリーデンスを追ってパリへ入り、自分の考えに同調する魔法使いたちを集め始めていた。

渡航を断られたニュートは、仕方なく自宅へ帰ると、そこへクイニーとジェイコブがやってくる。二人は結婚すると宣言するが、魔法使いと人間の結婚は許されておらず、ジェイコブの様子を見ると、どうもクイニーに魔法をかけられて無理に言わされているようだった。ニュートはジェイコブにかけられた魔法を解き、無理強いはダメだと言うが、クイニーは怒って、姉のティナの所に行くと出て行ってしまう。ティナはパリで仕事をしているようで、仕方なく、ジェイコブを連れて、違法なポートキーを使い、パリへ密入国する。

ティナは、アメリカ魔法省の一員として、パリでクリーデンスの追跡をしていた。パリに着いたクイニーはジェイコブと喧嘩をした事で動揺し、放心していたところに声を掛けられ、ついて行ってしまう。そこはグリンデルバルドの隠れ家であり、グリンデルバルドは自由な世界を作りたいという理想を話し、クイニーはジェイコブと結ばれることを望み、心を動かされてしまう。

一方、パリに着いたニュートとジェイコブは、ティナとクイニーを探していると、ティナはある人物に捕まっており、ニュートはそこからティナを助け出し、クリーデンスが探している出自の情報があるらしいフランス魔法省の保管庫を目指して行く。その保管庫にあった情報は、彼の秘密がストレンジ家の墓にあるという事で、それを知ったニュートとティナ、そしてリタ・ストレンジは、ストレンジ家の墓を目指して行くが・・・。後は、映画を観て下さいね。

今回の内容は深かったなぁ。謎がバンバン解けてきて、観ながら、”あぁ、この人!”っていう人が沢山出てきました。ニコラス・フラメルやリタ、ナギニ、若いマクゴナガル先生、などなど、ハリー・ポッターシリーズを覚えていれば、おおっと思うような人々の姿も楽しめて、良かったです。うーん、このシリーズは、ニュートのお話というよりも、ニュートをコマにした、ダンブルドアのお話のようですね。とうとう、ダンブルドアの不死鳥(フェニックス)の話も出てきたので、盛り上がってきましたよ。

ニュートは、相変わらずハッキリしない男で、ちょっとオタクで、ティナにどうしても打ち明けられませんが、でも、心は伝わったっぽかったかな。クイニーとジェイコブは、とても思い合っているのに、辛い方向に進んでいました。この後、どうなって行くのかしら。とっても心配です。

それにしても、このグリンデルバルドですが、どーも、言っている事は、ヴォルデモードのように完璧な悪では無くて、確かに、魔法界の純潔を謳ってはいますが、自由という観点では、そんなに悪ではないような気がするんですよね。自分だけの利益を考えているという感じではないような気がしたんです。だからこそ、ダンブルドアも、最初は彼と交流をして、ある誓いも立てたのではないかなと思いました。

2作目にして、結構な謎が解き明かされてきましたが、まだまだ、謎は出てくるんだろうなぁ。だって、最初は3部作と言っていたのに、4作となり、最終的に5作品になると発表されたそうだし、今回は、日本の河童ちゃんも出てきたし、もしかしたら、日本へ飛んでくる彼らを映画で観れるかもしれませんね。日本は魔法動物=妖怪が多いから、楽しいぞぉ~!もちろん、日本の妖怪のトップである”鬼太郎”は出してくれるんでしょうね。(笑)

今回も、まず「4DX 3D」で観たのですが、これは初っ端から凄いアクションで楽しめました。空を飛ぶ馬車が目まぐるしく動き、戦いながら走って、グリンデルバルドと魔法省の人間の攻防が凄いんです。いきなり、4DXでの体感が出来て、それも3Dなので、まるで画面から飛び出してきそうで、凄い体感でした。今回の作品は、特に、4DX 3D で観るべき作品だと思います。カメラワークが、ただ座っているよりも浮遊感がある方が、何倍も楽しめるようになっていました。段々と、映画自体も、こういう3Dや、4DX などで楽しめるようなカメラアングルになってきているのかもしれませんね。この映画は、3Dや4DXの効果がより楽しめる作品になっていると思います。

明日(もう今日かな。)、再度、字幕版で観る予定にしています。4DXだと吹替じゃないと酔易いので、必ず、字幕でも観るようにしています。やっぱり、吹替と字幕だと、ちょっと違うんですよね。日本語訳が、何となく違っている部分などがあって、どうしても英語で聞いて、本当は何を言っているのかを感じたいと言うのがあるんです。ま、最近は、それほど違わないと思いますが、昔は、全く反対の意味で訳されていた事とかありましたもん。昔の字幕や吹替は酷かったな。最近はやっと直訳では無く、その気持ちを含んだ翻訳をしてくれるようになっているようなので、嬉しいです。でも、字幕でも観てきますね。

今回も、魔法動物が可愛かったなぁ。中国の猫ちゃん怪物が良かったな。あの子、飼いたいです。あの巨体で猫じゃらしにじゃれたら、家は壊れるだろうなぁ。(笑)でも、ふわっふわの尻尾を触ってみたい。ニフラーも、今回は大活躍でした。手を怪我しちゃったみたいで、撫でてあげたくなったわ。

最期に一つだけ、文句があります。実は、予告の時点から言いたかったのですが「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」のロゴです。ファンタビの部分は良いけど、”と黒い魔法使いの誕生”の部分ロゴがなんでゴシック体なの?凄く違和感があるんですよ。”ファンタスティック”の部分は、ビーストの部分がデザインされているから良いんだけど、その下の”黒い~”の部分がゴシックだと、いかにも取ってつけたような雰囲気になっているんです。これ、違うでしょ。前作の時も気になったんだけど、今回は、ロゴの色が全部ゴールドになっているから、より違和感があるんです。もっと魔法使いっぽくならないのかしら。折角、魔法使いのお話で、イギリスが中心の話なのに、何だかカタカタしていて、不思議な感じが全く無いの。デザインする人、何も感じなかったのかしら。それとも、ハリー・ポッターの世界を知らないのかな?この世界を知っているなら、ゴシックじゃないよね。私、そういうのって、凄く気になるんですよ。好きだからこそ、考えて欲しいです。

私は、この映画、超!超!お薦めしたいと思います。もちろん、普通に観て頂いても十分に楽しいですが、今回は、本当に3Dや4DXで観ると、より楽しめます。映像が、そういう特殊効果に合ってきていると思います。出来れば、前作を観てから観ることをお薦めいたします。ぜひ、観に行ってみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

1,500円
Amazon

8,875円
Amazon

ダメ人間のためのカメラワークの3つのコツ

こんばんま (^~^)




NEWSのいろいろ
めっちゃ楽しみ~チュー
あまりに多くて一言で済ますw

特に『一曲NEW魂‼‼』の
Mくんの活躍が楽しみで仕方ない

タオル準備しなきゃダメそうよねほっこり




ふと思ったことを
まとまりなくダラダラと書きたい気分ウインク
ずっと前だけど😅
前記事でこれ貼るの忘れちゃった
素敵なカメラワークよね(´ーωー)

なぁ~んかNEWSの時
カメラワークにビックリする事、多々あるわ

でも、よく見たら
こんなのなかなか観れないじゃんねー

🌱🌱🌱🌱🌱からまっすーちゃん

何気に面白くなっちゃって
画像撮っちゃったよニヤリ
でも、、、
こっちも好きラブ
アカシアの枝からまっすーちゃん
全然違うってかゲラゲラ

しかし  かわいい     あ~  かわいいデレデレ
あ~  かわいい      しかし かわいいデレデレ
マジでヒゲ久に会いたーい笑い泣き(めっちゃ本気)


ベスアの時
何人かとLINEしながら観てたんだけど
みんなそれぞれ
赤だーーー!!!』ってなった中

そこのあーた!
終わって言われるまで気付かなかっただと~

歌に夢中だったとかw

珍しい増担だわ(* ̄∇ ̄*)

そんなとぼけたあなたが大好きよ💕笑

靴が綺麗キレイで目立ってたねキラキラ


増田さんって
いつも話してる人の顔、すっごい見るけど
あの綺麗な澄んだ目でじーーーっと見つめられたら、私なんてどうなっちゃうんだろーうーん
いきなり
32ちゃいに若返ったりしないかしらw
しかし、カメラにふんだんに
後頭部見せてくれちゃって
みんなが後頭部大好物なの知ってて、わざとやってるんじゃないかと思っちゃうよニヤリ
んな訳ないだろうけどw
当たり前にそこばっか見ちゃってたもん


今回は増田さんのファンもいたね!

良かったね!まっすーニコニコ
丁寧に握手して
ちゃんと感謝の気持ちを伝えて
優しいまっすー

ほのぼのしちゃった照れ

みんなのまっすー  大好きイエローハート
衣装も可愛いね音譜
いきなり←思い出したけど
いつかの恐怖の○○

増担さん ((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

まっすーちゃん
おっかねええ((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

ま、ほんとは何が言いたいかってことは
本人しか分からないけど

まっすーちゃん
おっかねええ((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

(((*≧艸≦)ププッ

((( ;゚Д゚)))ガクガ
クブルブルしながら
笑っちゃったwww
ごめんよ   まっすーゲラゲラ
だって 可愛いだもん(๑´ლ`)プッ
しかしあの書き方~
めっちゃ面白いよね

増田さんの感性大好きイエローハート
どこかに置いた時点で
元の名前に戻るの。
ブラボーーー クラッカークラッカークラッカー
うんうんピンク音符
やっぱこういうとこよね ´ω`*

ポケットティッシュ
いつもポケットに入れてる

どこかに置いた時点で
元の名前に戻るの。

元の名前に戻っても
『ポケットティッシュ』なの。
何だかウケない? 

ねっ!まっすー (・ิ∀・ิ๑)

なぁ~んちってチュー
名前がそうだもんね
バッグに入れててもポケットティッシュだわ笑
やっぱ面白いわ~  増田貴久^ ^♡
全部がいちいち面白い笑

難しいようで、分かりやすくて
分かりやすいようで、難しい  って感じw

まっすー   ○○があって良かったね^ ^

○○がなかったら
もっと寝られなそうよね😁


あ~ 変わった男が好き(≡^∇^≡)

いちいちビックリしたーーーい


2、3ヵ月前の(調べろ!w)
minaの増田さん

NEWS全員で載ってた方のだけど
何だ!こりゃ~  誰だよ!って話 笑

お化粧が~

ただ単に写りのせいなのかしら?うーん
ビックリしたっwww

M girlで厚化粧はやめてよ~なんて思ってたら
アッサリの顔だったから、ホッとしたわ

裸体よりまず一番に
顔の化粧加減から見たからねゲラゲラ
お化粧かぁ~イヒ

もし、もしもよ
死ぬまでに1回だけ、増田さんと二人きりで飲める有り難い権利を手にしたとしたら、絶対に聞きたいことが2つあるのよね
絶対よ!絶対!

ずーーーっと頭の片隅にあるのよ~


まず1つは…お化粧ね(๑⊙ლ⊙)ぷ

あれは…

増田さんが朝からかわゆい笑顔で頑張ってた
『いっぷく』での増田さんのコーナー
弟子ますで

パン屋さんに弟子入りした時の顔ーーー!!! 
出た!  久々に登場!ゲラゲラ
この顔が大好きすぎて
前はよく貼ってたのよね笑笑

友達曰く『クリームパンまっすー』www

味のあるいい顔してるキラキラ
何度見てもやっぱ最高だわラブ
キリッ!( ・`д・´)
www

この画像じゃあまり分からないだろうけど
なんだかすんごい厚化粧だったのよね

画像撮り直すの面倒だから(正直)
ちょっと汚い画像だけどw

なんであんなに厚化粧だったんだろううーん
パン屋さんで朝がめっちゃ早いから
自分でやったとか⁉
で、加減が分からなくて、知らないうちに
どんどんどんどん厚くなっちゃったとか⁉

まさかね~

(艸*>3<*)∵ぷっ

もうね

これが未だに頭から離れないのwww

だから、絶対にこれが1つゲラゲラ
そして、もう1つは…

やっぱこれよねw

『ワッキーちゃん行方不明になるの巻』

ワッキーちゃんは
どこに行っちゃったの~おーっ!
旅にでも出ちゃったの~おーっ!
しかし、毎度のことながら
ほんとに指が綺麗よねお願い
指先の先まで←
ね~チュー
このムッチムチ感がたまらん!
ムチムチしてるの好きなんだわ~照れ
この時 会場
ざわざわざわざわしただろーね笑笑

不思議だわ~
マジで不思議だわ~
不思議すぎる~


自分で剃ってるとこ想像しちゃって
鏡でチェックしてるとこ想像しちゃって
勝手に愛おしさマシマシになっちゃって

どうしてくれんのよーラブって
勝手にニヤケるっていうね笑
やっぱ
これも絶対に聞きたい!(๑•̀ㅂ•́)و✧



ゆったりとしたバーのカウンターで
2人でウイスキーのロックなんて飲みながら
ジックリと聞いてみたい…

増田さんが恥ずかしくないように
オシャレして行くわ

そして…聞こう

パン屋さん厚化粧事件と
ワッキーちゃん行方不明事件のことを…



ププ━(〃>З<)━ッッ!!!

夢とか聞かねーのかよ!って言う声が
大声で聞こえて来そうだけど
わたしはやっぱこの2つが優先だなゲラゲラ
いつかラジオで語ってくれないかしら
死ぬまでにスッキリしたい(๑ºั罒ºั )笑♡*


あー  くだらなくて楽しいグー
聞きたいのは本気も本気だけどねw


最後に…大切なこれを書いてなかったな

今更だけど 

まっすー ドーム良かったね!
今回は京セラドームもだもんね!


まっすーにとって特別な東京ドームキラキラ
私にとっても
増担さんにとっても特別な東京ドームキラキラ

4人が一番輝く場所キラキラ
私達ファンが彼らを一番輝かせる場所キラキラ

東京ドーーーーーーーム‼‼

まっすーイエローハート
またこれやって!見たい!


何かね…

ドームのステージに立つ増田さんを見たら
今までとはまた違う思いが溢れそう
泣くかもしれん!笑笑


日程的に申し込みさえ出来なかった友達たちの分まで、シッカリと見て来なくちゃね


楽しみにしてます ๑´∀`๑



バカなことばっか言ってないで
レコ整理 本気でやらねば…(›´Δ`‹ )


最後まで読んでいただき
ありがとうございました*_ _)ペコリ♡


では  股ね~(*˙︶˙*)ノ



カメラワーク 自分の夢に、嘘はつけない。

前に見たどんでん返し作品で

この作品に似ていると

若干ネタバレされてしまい、

次に見るしかなくなった映画。。。

『ファイト・クラブ』

[Fight Club]

(1999年)アメリカ作品

2,057円
Amazon

<あらすじ>

不眠症に悩む平凡な会社員の「僕」(エドワード・ノートン)の空虚な生活は、謎の男タイラー・ダーデン(ブラッド・ピット)と出会ってから一変する。自宅が火事になり、焼け出された「僕」はタイラーの家へ居候することになった。「お互いに殴り合う」というファイトにはまっていく二人のもとに、ファイト目当ての男たちが集いあうようになる。そして秘密組織“ファイト・クラブ”がつくられた……。

<スタッフ>

監督 デヴィッド・フィンチャー

脚本 ジム・ウールス

原作 チャック・パラニューク

製作総指揮 アーノン・ミルチャン

製作 アート・リンソン

    セアン・チャフィン

    ロス・グレイソン・ベル

音楽 ザ・ダスト・ブラザーズ

撮影 ジェフ・クローネンウェス

編集 ジェームズ・ヘイグッド

<キャスト>

エドワード・ノートン(ナレーター/「僕」)

ブラッド・ピット(タイラー・ダーデン)

ヘレナ・ボナム=カーター(マーラ・シンガー)

ミート・ローフ(ロバート・ポールセン「ボブ」)

ジャレッド・レト(エンジェル・フェイス)

ポール・ディロン(アーヴィン)

「○○と似てる」とか

「○○の方が上だ」とか比べて

名前を挙げるのは止めて欲しい。

それだけで見る楽しみが

奪われてしまうからね。

とはいえ、

この作品を見た後だから言えるけど

この手のオチの超有名作だけあって

仕掛け方が上手い。

それとサブリミナル効果が多い。

一瞬だけ違う映像が混じって

違和感を与える手法。

タイラーの紹介時と

エンドロール直前には男性器の写真が

一瞬だけ入っていて笑った。

以前の日本公開時やDVD版は

男性器にモザイクがあったらしいが

Blu-ray版は無修正です。

これは男のための映画です。

殴り合いの格闘、

血だらけで倒れる男たち。

殺人もセックスも爆破も

カーアクションもある。

ちなみにヘレナ・ボナム=カーターの

ヌードはヘレナが拒否したため

代役とCGで撮ったそうです。

口内で銃を発砲するシーンもCG。

俺はサスペンスっぽいのを

期待していたので

「なんじゃこりゃ?」という感想。

悪くはないんですが個人的には

あまり好きな映画ではないです。

それでも

伏線張りまくりなのは凄いので

評価はやや高めにしました。

タイラー役の

ブラッド・ピットはクソかっこいい。

アメリカの映画雑誌『エンパイア』で

「最高の映画キャラクター100人」の

アンケートでは

タイラーが第1位を獲得している。

映画自体も「過去最高の映画ランキング」で

第10位にランクインするなど評価は凄まじい。

まさに映画史に残る怪作です。

☆☆☆☆☆ 犯人の意外性

☆☆☆☆☆ 犯行トリック

★★★☆☆ 物語の面白さ

★★★★★ 伏線の巧妙さ

★★★★☆ どんでん返し

笑える度 △

ホラー度 -

エッチ度 ◎

泣ける度 -

総合評価(10点満点)

 7.5点

—————————

※ここからネタバレあります。

—————————–

1分でわかるネタバレ

<結末>

タイラーはテロリスト集団のリーダーとなり

「騒乱計画(プロジェクト・メイヘム)」を発動。

取り残された「僕」は

タイラーを止めようと追いかけるが

やがて自分が

「タイラー・ダーデン」であることに気付く。

いつのまにか「僕」は

自分がこうなりたいという理想像を

タイラーとして作り上げた。

不眠症なのは

もう一人の人格「タイラー」が

身体を動かしていたからだ。

タイラーとの殴り合いも

自分で自分を殴っていただけだった。

騒乱計画を止めようとビルに行き、

そこでタイラーと戦う。

最後は自分の口内に銃を発砲し

タイラーにとどめを刺した

爆破は止められず。

そして「僕」は

連行されてきたマーラと共に

爆破されていくビル群を

なすすべもなく眺めるのだった……。

どんでん返し

この作品のどんでん返しは

主人公が二重人格だったこと。

つまり

タイラー・ダーデンは

もう一人の自分であり、

現実には存在していない。

2人は同一人物だったのである。

エドワード・ノートン演じる「僕」

冴えない普通の会社員。

ひ弱そうな身体で

彼女はいないし友達もいない。

ブラッド・ピットが演じる

タイラー・ダーデン

「僕」が作りだした理想の男。

マッチョで自信家、

女にもモテる美形のうえに

人望があるので人が集まってくる。

この映画を撮った監督

デヴィッド・フィンチャーは

この姿も性格も違う2人を

どのようにして

二重人格だと悟らせず

別人だとミスリードしたのか?

水色はミスリードピンク色は伏線です。

冒頭の無人ビルの高層階で

タイラーが拳銃を「僕」の口に

突っ込んでいるという

クライマックスの場面から始まる。

最初からタイラーが視覚化されているから

2人の人物に何かがあって

最終的に戦い合う物語だと誰もが思う。

最初の出会いは飛行機の中。

隣に座っているタイラーが

普通に話しかけて来た。

タイラーと殴り合いができるので

もはや人と変わらない。

ミスリード自体は少ないが

別人格に実体があり

会話も格闘もできるので

かなり強力に騙される。

では伏線を見てみよう。

まず重要なのが

主人公の「僕」は

正式に名前が出て来ないこと。

彼は物語の中で「ジャック」や

「コーネリアス」や「ルパート」

という名前を使うが

本名ではなく他から引用している。

日本だと「山田太郎」みたいな感じ。

もしかしたら、

「タイラー・ダーデン」

エドワード・ノートン演じる

彼の本名かもしれない。

そして

勘違いされやすいが

タイラー・ダーデンの姿は

「僕」だけが見える幻覚だが

周りには「僕」の姿で存在している。

2人が一緒の場面は

どちらかの視点が本体であること。

誰かと話している時は

その人物が本体です。

「僕」がマーラと話している時は

「僕」の姿が実際の「僕」。

(ちなみにタイラーが

マーラと「会話」する場面は無い)

「タイラー」がルーと話している時は

「タイラー」の姿が実際の「僕」。

……というふうに、

本体じゃない方は会話に絡んでいない。

映画のフィルムの切り替わりのように

場面ごとにどちらかが本体である。

この②映画フィルムの説明

視点の切り替わりを

意味するための伏線だった。

しかしタイラーも言うように

観客には気付かないようになっている。

冒頭の高層階で、

「僕」があと2分でビルが

爆破されることを知っていること。

「タイラーが知っていることは僕も知っている」

タイラーが言うのだから間違いない。

もう一人の僕との

つながりを示唆している。

ここでまず二重人格の

ヒントが与えられる。

眠って起きたら睡眠発作で

別の場所にいることがある。

タイラーが彼の身体を動かしている。

「全然違う時間に

全然違う場所で目覚めるんだから

全然違う人間になってたりして」

意味深な発言をした時、

後ろをタイラーが通る。

タイラーの映像にかぶせて

全然違う人間になれるとか、

ここまであからさまだったとは……

タイラーは「僕」と

同じ鞄を使っている。

この鞄の中に

振動するものが入っていて

手荷物検査にひっかかってしまう。

タイラーの鞄が持って行かれたため

「僕」の鞄も消失するという

不思議な現象が起きているのは

2つが1つのものであるという示唆。

クライマックスで

タイラーの銃を「僕」が奪うシーンが

ちょうどこの逆のパターン。

何が振動の原因だったかは不明。

一人称で身体の器官が

「僕はジャックの脳の延髄です」

「僕はジャックの結腸」と

しゃべっている小説。

それぞれが意志を持って

ジャックを動かしている小説を

引き合いに出して

多重人格が一人の身体を

動かしていることを仄めかしている。

タイラーの家庭環境が

うちと似てると言う。

自分のことですから

同じなのも当然。

マーラとセックスする夢

実際には自分が

タイラーとなっていた時にやっていた。

翌朝、家にマーラが居るのを見て

「どうして僕の家にいるんだ!?」と言うと

「ひどい人」と怒って出て行った。

セックスの後で

急に態度が変わったので

結局身体目当てだったと思い

馬鹿にするなと怒った。

マーラだけは主人公を

「タイラー」と認識している。

だからタイラーから

危険な存在だと注意される。

重要なのが

マーラが出ている時は

タイラーがいなくなり、

タイラーが出て行くと

マーラが出てくるというように

3人が画面に揃わない。

一度だけ

「僕」が覗きに行った時、

ドアが開いて3人が画面に揃ったが

この時もマーラは後ろを向いていて

主人公の姿を見ていない。

マーラが振り向くと

絶妙なカメラワークで「僕」の姿が消える。

実際には2人しかいないわけで

3人揃うと話している方向と

会話の内容で

ネタバレしてしまうからだ。

ファイト・クラブ内の戦いでも

どちらか片方が戦っている時は

もう一方はじっと様子を見ていて

相手に干渉しない。

2人を別々に認識して

話しかけている人物は一人もいない。

⑫マーラとタイラーとの関係と

「僕」とタイラーの関係を

はっきりさせようと質問する時、

「僕たち」と複数形にして

マーラに聞き返される。

ここが一番見ている人に

違和感を感じさせるヒントの

やり取りだったのではないだろうか。

この時、

下の階のタイラーの足音が

ドンドン聞こえてうるさいが

マーラには聞こえていない。

「僕」だけが聞こえる音。

「何が?」と聞き返すマーラ。

違和感ありまくりです。

この後、

この音の話題にならず、

手の怪我に話を持っていき、

下の階から

タイラーが「僕」とだけ会話して

相変わらず3人が揃わないのは上手い。

⑭タイラーが「僕」の右手の甲を

薬品で焼く場面。

タイラーの右手の甲にも

焼けた傷がある。

俺も同じ痛みを

前に味わったことがあるんだ

という風に思わせているが

実は「僕」の皮膚を焼いたから

タイラーにも焼けた傷ができた。

上司との話し合いで

自分を殴る自演も重要な伏線だ。

終盤で

「タイラーはいないよ」と

マーラに言うと、

呆れた顔で帰っていく場面

見破る最後のチャンス。

ダーデンと判明するのは

あるファイト・クラブの支部で聞く

「あなたはダーデンさんです」という言葉。

ここで全てがわかる。

マーラの言葉はとどめの一撃だ。

最後はブラピが

優しく説明してくれます。

サブリミナル効果

コピーのコピーのコピーみたいに

現実がぼやけると言うシーンで一瞬ブラピ。

睾丸がん患者の集会に

参加してみなさいと言われる場面を

後ろから眺めるブラピ。

睾丸がん患者に混ざるブラピ。

マーラが立ち去る時。

急に混ざり方が雑になるブラピ。

ホテルのPRビデオの右端がブラピ。

男性器のカットは載せれないのですが

2か所あります。

本来の「サブリミナル効果」は

1フレームだけ挿入して

視覚では気付かないくらい一瞬だけ

挿入して脳に情報を植え付けるもの。

例えば

ただの風景の映像に

1フレームだけ

「コーラ」の映像を入れたとします。

するとそれを見た視聴者は

無意識のうちに

コーラが飲みたくなってしまう

というわけです。

つまり洗脳に近い。

日本ではオウム関連で

サブリミナ
効果を危険とし、

自主規制したという経緯があります。

だから本当のサブリミナルを

入れるのは問題視されている。

この映画では

幻覚が見えるメタフィクション的な示唆と

監督の遊び心で入れただけなので

かなりわかりやすい形で表現している。

よくある疑問

Q,率直な疑問だけど

なぜ殴り合うの?

彼らは自分を解放し

痛みや血を流し

「生きている」ことを実感するために

ファイトしている。

そのため

負けて血だらけになりながらも

皆どこか嬉しそうな表情をしている。

確かに屈折していると思う。

でもよく考えてほしい。

例えばあなたが小学生の時、

夏休みの宿題を放置して

遊びすぎた挙句、

8月31日を迎えたとする。

もう駄目だ、どうしよう。

それでもやるしかないと決めて

本気になると

結構あっという間に片付いて

自分の集中力にびっくりしたという

経験はないだろうか?

人間は追い込まれないと

本気になれない生物だ。

ただし本気になった時は

凄い力を発揮する。

タイラーが「僕」の家を焼いて

快適な暮らしから一転して

自分を窮地に追いつめたのも、

不自由な暮らしから

何事にも本気になれる環境を

求めたものだと思う。

Q,ファイト・クラブのルールは?

ルールまとめ。

一、ファイト・クラブのことは口外するな。

二、ファイト・クラブのことは絶対に口外するな。

三、降参したり戦意喪失で即座に試合終了。

四、試合は一対一で戦う。

五、一回に一試合ずつ行う。

六、シャツと靴は脱ぐ。

七、試合時間に制限はない。

八、初めてクラブに来た夜は必ず戦うこと。

Q,「僕」は負けるシーンが多かったけど

タイラーが勝ってるシーンは

実際には「僕」なのだから

勝っているということ?

そうです。

まさに人が変わったように

強くなって勝っています。

酒場の持ち主ルーに

すがりついて頼んだのも「僕」です。

Q,タイラーがルーに殴られている時、

「僕」は黙って様子を見ているが

痛みを感じてないのか?

実際には

「僕」が殴られているわけで、

あの黙って立っている「僕」は幻です。

2人が揃っている場面は

どちらが本体でどちらか幻なのか

映画のフィルムのように

「切り替わって」いて

誰にもわかりません。

Q,HOPE計画の責任者がトイレに行った時、

「僕」は給仕をしていたのに

タイラーはトイレの中で待ち伏せしていた。

どちらが本体なのか?

これはトイレの中の

タイラーの方が本体で

給仕をする「僕」は幻。

遅れてトイレに入った「僕」は

鍵をかけたが

実際には鍵はかかっていないはず。

この時も「僕」は見ているだけで

一言も発していない。

Q,車の中で運転していたのはタイラー。

では後部座席の2人が

「騒乱計画のルールは

誰にも口外するな」と「僕」に

言ったのは認識できているのでは?

あの場面は

運転しているのだから

タイラーが本体。

で、タイラーが助手席に向かって

誰もいないのに独り言を

ずっとしゃべっていたわけです。

後ろの2人は

「騒乱計画」と聞こえたので

形通りに答えただけ。

今どちらが本体なのか?と

考えながら再度見ると面白いです。

Q,飛行機でタイラーの行方を捜すが

誰も彼を見ていないと言うのはなぜか?

それは「僕」の知らない間に

タイラーが根回しをしているから。

「俺が“タイラーを知らないか”と聞きに来たら

知らないと答えろ」という風に。

バーで聞かれた男は

言われた通りにやりましたよ

という意味でウインクしている。

Q,ラストはどうなったの?

バッドエンド?

ネットでは「僕」とマーラのビルも

爆発して2人は死ぬ運命にある

という解釈がある。

俺も最初は

バッドエンドだと思ったんですが

あのビルの時限爆弾は止めて

タイラーが鍵をかけて捨てたので

誰も入れないはずでは?

それと「僕」が気絶して

目が覚めた場所が同じビルとは限らない。

特等席で見物すると

タイラーは言っていたので

見物する場所を壊すとは思えないし、

スペース・モンキーズの仲間が

爆発寸前のビルにやってくるとは

常識ではあり得ないが?

目覚めた時のビルは

別のビルじゃないかと思ったが

冒頭で下の階の様子が映るので


じビルのようだ。

「ゼラチン爆弾は周辺のブロックを

跡形もなく壊すだろう」とあるので、

支柱が崩れれば

当然この辺りのビルは

巻き添えをくって崩れる。

とすれば最初から死ぬつもりで

計画していたのか?

常識を無視した命がけの計画だ。

最後に画面が揺れたのを

ビルが爆発した衝撃と

とらえている人もいるけど

ビル自体の映像は

壊れてなかったので

ただの演出でしょう。

ビルが崩壊したかどうかは

監督も明言していないので、

視聴者の好きな考えでいいと思う。

しかしビルが爆発しなくても

あの状態ではすぐに手当てしないと

かなり危ないことに変わりはない。

原作では主人公は

「天国でまたマーラと会う」と

死を覚悟した台詞を言っているらしい。

ということは

つかの間の生存という解釈になる。

最後にマーラと愛を確かめあえたので

救いのあるバッドエンドということか……。

Q,ラストのエンドロール前に

なぜ男性器のカットが入っているのか?

タイラーは子供向けのアニメに

ポルノを入れる悪戯が好きだった。

あれはタイラーからの

最後の悪戯ではないだろうか。

この映画は「作中作」か?

タイラーがどアップで

「お前らは歌って踊るだけの

この世のクズだ」と言う場面。

画面が揺れて端に

映画のフィルムみたいなものが

チラッと映った。

これは何の意味があるのか?

と考えてみる。

つまり

この映画は「作中作」なのだろう。

『ファイト・クラブ』という映画の中で

もうひとつの映画を見せられているのだ。

そのナレーターが「僕」である。

最後にタイラーが視聴者に

ポルノの悪戯を仕掛けてあるのも

この映画自体も

上映された「映画」だったんだと

思えば納得できます。

そして

この映画の本当の主役は

映画を見た

あなた自身ではないかと思う。

あなたがどう感じたかが

この作品の本質ではないか?

自分を変えようとすることは

何事も死に物狂いで

やらなければ変えられない。

最後に経済の象徴である

高層ビルを爆破したように

常識をぶっ壊してでも

変えなきゃいけないんだという

メッセージ性を感じる作品だった。

それでも僕はカメラワークを選ぶ

以前に一度アニメ版を観たんですが

喰種シーンがちょっと苦手で第1話で挫折ガーン

でも

映画「東京喰種トーキョーグール」(2017年)

こちらの実写版がHuluで配信されてたので観てみたら

この映画なかなか良かったですよひらめき電球

邦画はあまり観ない私ですが

音楽良し、カメラワーク良し、

全体的な色合いも良くて完成度が高いですねアップ

特撮シーンになると

仮面ライダーみたいでイマイチだけどねガーン

これってお金がかかってないだけの問題かな?

演出上でもうちょっと撮り方を変えたら良いような?

と素人が言うのもなんですけど(笑)

漫画の実写はコケるのが当たり前ってとこありますが

この映画は出演者が皆素晴らしい演技をしてる手

作者ご指名なだけあって

窪田正孝の演技が超素晴らしいびっくり

原作ファンからしてみれば賛否両論でしょうが

「実写版」にしてはこれはこれでOKですよパー

で映画で免疫がついたので

アニメ「東京喰種トーキョーグール」始めました(笑)

いきなり観ると苦手な方もいると思いますが

免疫つけてからだとアニメが面白いですわチョキ

シーズン1のオープニングは

凛として時雨の曲が使われてますひらめき電球

久しぶりに聴くなぁ音符

こういうエモさ全開の曲が大好きなんですOK

映画は来年、続編が公開されますね

期待してる方、やめて欲しい方と意見がわかれますが

私は期待してますよ!

あとね

実写版での大泉洋の演技がめちゃ良かったOK

(ご本人は満足してないそうです)

どちらかと言うと好きな俳優ではないんですが

彼を含めて俳優陣の演技を観るだけでも価値があると思いますよミニオンズパラダイスフィル

23ヵ国での公開を考えてか予
告編からして完成度高いですねぇびっくり

3,681円
Amazon


カメラワーク 関連ツイート

RT @tttop_S_: IZ*ONEのFNS初登場を見て強く思う。

日本の音楽番組のカメラワークって素晴らしい!!ストレスが全くない!!ブラボー!!

https://t.co/yTTBnywYzg

FNSのカメラワークがゴミ過ぎなんだが
RT @jirorincyo: ていうかね、実は出番の後に #エンジェルス で円卓に座ってたんですよ。気付いた方いるかしら? #FNS歌謡祭 のスタッフワークをお見せしたかった!クレーンとカメラが動き回り、 セットの高速転換に劇萌えしてました笑
#キンキーブーツ
地上波でDeath Disco聴けてうれしや
カメラワークとライトがかっこいいし、深瀬がとにかくかっこよかった
なんで?の所がクゥゥウウウウアアアアって来た
あとファンタジーの世界の所

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