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戦略的婚活のススメ
婚活はがむしゃらにやってはいけない。
受験で志望校を狙うのと同じように、まず自分の実力(婚活偏差値)を知り、どういう男性なら自分にプロポーズしてくれる可能性が高いのかを冷静に考え、戦略的に動かないと失敗する。
自分の需要がどこにあるかを考えずして「いつか納得いく男が現れたら」と夢見て何年も婚活を続けることは、成績の悪い子が自分のレベルを考えずに合格不可能な一流大を受験し何度も落ちるのと同じことである。
ただし、受験と婚活が大きく違う点は、受験は何年も頑張って自分の成績が上がれば納得いく大学に合格する可能性が高くなるが、婚活は早い者勝ちレースなところがあり、好条件な男性ほど早く既婚者になるので何年も頑張れば頑張るほど、条件の良い縁談は減少し、好条件での成婚確率は下がることである。
何年も婚活しているのに結婚が決まらない人は間違いなく自分の実力以上の相手を望んでいる高望みタイプである。
合格の可能性が高い学校への受験を検討するのと同じように、自分の身の程を知って入籍の可能性が高い男性との縁談を前向きに進め、無駄のない戦略的婚活をして、真の幸せを掴もう♡
(過去記事)
婚約聖書 十則
① 何歳までに結婚すると必ず期限を決める
女性の場合、若さがウリになるので、だらだら婚活をすればするほど不利な状況に追い込まれるのは自分だ。
だから何歳までに結婚すると明確な目標を立てることは非常に重要。
受験のとき、ちょっと手が届くか微妙な志望大があった場合、受験してダメなら1年は浪人するけれど、2回目のトライもダメだったらすべり止めの大学に行くと、期限を区切った計画を立てる人は多いと思う。
これは婚活でも非常に有効だ。
あくまで「絶対に結婚したい」という思いがあればの話だが、○歳までは自由に婚活してみる。でも○歳になったら、希望条件の見直しを行い理想を下げてでも結婚するという期限を区切った婚活をしよう。見直しの時期は早ければ早いほど成功率は高い。
条件の良い異性から既婚者になる法則からいくと「自分の納得いく人を!」と欲張って決めきれずだらだら婚活した人ほど、数年たって振り返ったときに「あのとき決めときゃ良かった」と後悔している人が多い。
花の命は短い。
○歳までには必ず結婚すると心に決め、信念を持って婚活しよう!
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② 結婚に対して明確な目標を立てる
受験で志望校を決めたり、就職活動で希望の業界を決めるのと同じように、「自分がどういう結婚生活が送りたいのか?」ということを考え「こういう男性と結婚したい!」とビジョン持つことはを大事だ。
例えば「結婚しても仕事を続けたいからそれを理解して一緒に協力していける人」とか「専業主婦で子育てしたい」とか「子供の頃から住んでいる土地に愛着があるので転勤のない人」とか、いろんな夢があると思う。
「こういう人と結婚したい!」という希望を仲人さんに伝えることは大事だ。
それがもしも理想が高すぎて実現不可能な可能性が高いときは親切な仲人さんなら、少し条件を減らしたほうがいいと現実的なアドバイスをくれるはずだ。
塾で志望校を伝えたとき「今の成績では難しいと思います。もう少しランクを下げたほうが受験に失敗する可能性が低いのでは」と先生が具体的にアドバイスをしてくれるのと同じように、あまり男性から人気のなさそうな女の子が条件の良すぎる男性を狙っていたら「こういう男性のほうが良いのでは」と教えてくれるはずだ。
だから婚活が無駄に長引かないために最初に仲人さんにどういう結婚を望んでいるのかを伝えることは非常に大事だ。
ちなみに私は大金持ちとまでは言わずともそれなりの収入がある人がいいと思っていた。
「専業主婦できるくらいの経済力の男を狙うためには20代のうちに決めなさい」と仲人のハルカさんに言われたので、23歳から婚活始めたが、理想が高すぎてさっぱりうまくいかなかったので27歳で結婚相手の希望条件を減らし、なんとか29歳で婚約にこぎつけた。
私の場合、ワガママ過ぎたので6年間もだらだら婚活してしまったが(そのダメダメっぷりは『 』のほうでどーぞ)、スタートが23歳と比較的早かったのでなんとか結婚できた部分があったと思われる。
もし婚活スタートが30代の場合は一刻も早く決めたほうが年齢が高くなればなるほど好条件な縁談の数が減るので「数ヶ月は好きなように婚活してみる」「でもそれでダメなら条件を減らして1年以内に婚活終了!」というような感じで、
いスパンでの計画を立てて戦略的に婚活したほうが後悔が少ないと感じる。
女性は若さがウリだが、男性は年収をチェックされるので焦って20代半ばから始めるよりある程度仕事で成果を上げ、年収がアップし、30歳前後から開始したほうが良い人もいる(これはその人の職業と収入次第なので自分で良く検討して)。
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③結婚の準備を怠らない
男性は定職があること、女性は最低限の家事ができることが必須だ。
「最近会社を転職して今は契約社員です。給料は安いですがこんな僕でも良かったら」なんて言っても、たいてい女性からフラれる。
また「家事は全然できません。結婚したら毎日お料理をしてくれる男性希望です♡」という女と結婚したい男もまずいない(※男性が無職で主夫希望、女性が男性並みに稼いでくれる場合は良いと言ってくれる男性も少数だがいる)。
だから男性は仕事で成果を上げること、女性は簡単でも家事がひととおりできるようになっておこう。
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④ とにかく動く
「婚活なんて恋愛できない女がすることでかっこ悪い」と思うのはナンセンスである。
早くから目標を立てて受験勉強をしたり、就活準備を始めた人のほうが成功しているのと同じように、婚活も早くから準備して取りかかった人のほうが成功率が高いのである。
友達や先輩、親戚に異性の紹介をお願い、周りに協力者がいなければ、よく調べて評判の良い有料の婚活サービスを利用しよう。
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タイプ別婚活の進め方
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⑤ 好かれる人になる
異性の紹介を誰にお願いするか(信頼できる人にお願いすること)、また身近にいなければ、評判の良い結婚相談所を探すということは非常に大切であるが、それと同じくらい、自分自身が評判の良い人になることは大切である。
「この人は信頼できる人」と周りから思われたら、自然と良い縁談が入ってくる。
だからお見合の態度は会ってみたら「写真と違って前向きになれない」と思った相手でも最後まで感じよく接したり、お断りの連絡も失礼のないようにきちんとすべきだ。
また日頃から職場で笑顔で一生懸命仕事をしていたら、頼んでいなくても人から異性を紹介してもらえたり、自然と異性がデートに誘ってくれることがある。
これは100%日頃の態度がものを言うので、ステキな人と結婚したいと思ったら、今ある人間関係を大切にし、人から好かれる人になるよう努力することが大切である。
男性が女性に好かれるために努力すると良い点
・仕事に打ち込む
・資格試験の勉強
・清潔感
仕事ができて頭の良い男性は好かれやすい。また清潔感は大事。
お見合の際はスーツに皺がないか、口臭は気にならないか、髪型はだらしなくないかチェックしよう。
女性が男性に好かれるために努力すると良い点
・少しでも可愛く見られるために自分に似合うメイク・ファッション・ヘアスタイルの研究
・笑顔の練習 女は愛嬌!
・料理を始めとした家事の勉強
美人じゃなくても家庭的で愛嬌のある女性は結婚している。異性からみて声のかけやすい親しみやすい女性になろう!
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⑥ 高望みしない
×「結婚できない人=モテない人」ではない。
○「結婚できない人=自分の実力より上の男性を狙う人」である。
婚活しているとけっこう可愛くてモテるのに結婚できない人がたまにいる。
これは「私ってけっこうカワイイ」と内心思っているがゆえに、自分を過大評価して条件の良すぎる男性を狙ってしまい、自分がいいと思った男性からは断られ、でも自分のことを気に入ってくれた男性は自分がスキになれずにお断りで、延々と決まらないループにはまり込むからである。
結婚したいと思ったら、高望みしないことが大切だ。
理想高めの勘違い女の私(田舎の国立大卒 フツーの会社員 顔面もフツー 親は離婚して母子家庭の貧乏人)が婚活を始めた当初の23歳のときにあげた結婚相手の希望はこうだ。
【年収】専業主婦できるくらいの経済力のある男性
【学歴】中堅大卒以上
【身長】170センチ以上
【容姿】デブ・ハゲ除外
【地域】地元の九州から出たくないので転勤はない人
【人柄】女性をスマートにエスコートできるリーダーシップのある男性
この条件で結婚相手を探し「いいな」と思った男からは20代前半という若さをウリにしてるにも関わらず見事にフラれっぱなし。ドラえもんのタイムマシンに乗って当時の自分に会えるなら「理想高すぎだよ!!」と叱ってやりたい。
でも当時の私は自分の理想が高いなんてこれっぽっちも思っていなくて「私、こんなに頑張っているのにどうして結婚が決まらないのかしら?」と本気で思っていた(←何度も言いますが、理想が高いからです!!)。
婚活疲れでうつ病気味になったほどだ。もしも婚活に疲れたときは⇒関連過去記事 『 』
でもお見合仲人ハルカさんから「年収はいいけれど背は低い」とか「俳優ばりのイケメンだけど勉強苦手」とか長所もあれば短所もあるのが普通の人。
収入・学歴・身長・容姿・社交能力、この5つの項目全てにおいて合格ラインの男は100人に1人もいない。「高望みしすぎだ」と指摘され、条件を外す。
途中で「自分は理想が高すぎる」と気がついて減らした条件は27歳のときに「身長」「地域」、それでも決まらなくて七転八倒し、最終的に「容姿」「人柄」のこだわりを外し、当初の希望から4つの条
を外してようやく成婚した。
実際に結婚したマイダーリン
○【年収】専業主婦できるくらいの経済力のある男性(婚約当時630万。今はこれよりアップ)
○【学歴】中堅大卒以上
×【身長】170センチ以上→166センチ
×【容姿】デブ・ハゲ除外→スマートだが、ちょいハゲ
×【地域】地元の九州から出たくないので転勤がない人→九州出身だが東京在住、全国に転勤あり
×【人柄】女性をスマートにエスコートできるリーダーシップのある男性→女性と交際経験ゼロでエスコートはかなりぐだぐだ。でも結婚した今では浮気せずに毎日家にまっすぐ帰ってきてくれるマイホームパパである。
当時主人34歳・私29歳(年齢差5歳未満で年収500万以上の男を狙うなら20代のうちのほうが成婚確率は高い)
「結婚は妥協の結果か?」と聞かれたら、そんなことはない「妥当な結果だった」というか、主人にもらってもらえて心から良かったと今思う。私みたいなフツーの女がいくつも結婚相手に対し条件をつけていたら、未だに婚活浪人生か途中で挫折して独身を貫いていたと思われる。
結婚してママ友ができてから、イケメン夫の浮気率の高さを知った。(参考過去記事 『 』)
お見合の席で、女性慣れしていてスマートな対応ができる男というのはとてもかっこいいと思う。でも初対面の自分に対してそれができるということは他の女性に対してもそれが簡単にできるワケで、モテるがゆえに女が勝手によってきて、浮気しやすいのである。
容姿が良くエスコートの上手な男性の場合は多少の浮気は大目にみる寛容さがないと結婚生活が長持ちしない可能性があることを知っておこう。
個人的には身長や容姿で男性の良し悪しを判断せず、お見合の席では一見頼りなく見えても女性と遊んでいない真面目な人柄の男性を選ぶことをおススメしたい。
もし何年も頑張って婚活しているのに結婚が決まらない場合は自分の実力より条件の良い男性を狙いすぎている可能性が高いので、希望条件を減らしてみよう。
結婚相手の条件を1つに絞れば必ず結婚できる。
6年間もだらだら婚活してしまった自分が思うのは、私みたいに婚活が長引く人は「自分が見えてない人」「自分のことを過大評価してる人」だと思う。
ちょっと頭の悪い子ちゃん。ちなみに私は相当なバカである。受験でも何年も浪人する人っておバカなイメージあると思うが(失礼!)、私みたいに5年以上婚活してる人はかなりイタイ人だと思う。これは学歴には関係ない。高学歴でも現実が見えてなくて何年も婚活する人はいるのだ。
自分のことを冷静に判断というのは難しいかもしれないので、仲人さんや親と相談しながら、どういう人だったら自分にプロポーズしてくれる確率が高いのかを考え、婚活が思うようにいかないと感じたときは希望条件の見直しを早急にしよう!
見直しは早ければ早いほど条件を大幅に落とさずに済む。
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学歴へのこだわりが捨てられない人は
身長へのこだわりが捨てられない人は
容姿へのこだわりが捨てられない人は
⑦ 身持ちの固い女になる
女性は恋愛の延長に結婚を考える傾向があるため、結婚したいと思った本命の男性ほど、早くセックスさせてしまい、自分の体を安売りしてしまう傾向がある。
しかし、これは大きな失敗の元である。
男性は恋愛と結婚を別物として考える傾向があり、恋人には簡単にヤラせてくれる女を選ぶが、結婚相手には簡単にヤラせてくれない女を選ぶ。
結婚したら子供が欲しいというのは男女ともによく考えることであるが、男性は自分で子供を産めないため、生まれてくる我が子が自分の子であるかは奥さんを信じるしかない。
そのため交際開始の早い段階でセックスさせてくれる女は結婚しても簡単に浮気しそうだと心配になることがある。
なので、簡単に落ちない女を演じることである。男性は追いかけるのが大好きで、なかなか落ちない女ほど必死で追いかけたくなり、簡単に手に入る女ほど過小評価する傾向がある。
お見合のボランティアをしていて(個人的には私は婚約前に深い関係になること全くススメてはいないのだが)みんないい大人なので盛り上がったら個人にお任せしているのだが、すごく人気のある男性がいて、簡単に体を許した美人な女の子がフラれてしまい、最後までヤラせなかった女の子(顔はその人の好みの問題かもしれないが、フラれた女の子より美人じゃないと私は思った)が彼をゲットしたことがあった。
彼の本命の女になりたいと思ったら深い関係になる時期は慎重に。
もし彼がお泊りデートやホテルなど下心のありそうな提案をしてきたら「結婚するまで大事にとっておきたい」と彼が傷つかないように優しく断ろう。
彼が本気なら早い段階でプロポーズしてくるだろうし、つまみ食いしたいだけだったらすぐに去っていくだろう。
男の下心のある提案を断るのはプロポーズを早めるチャンスである。
これ、処女の女性には通用するかもしれないが、そうでない女性は「ほかの男にはやらせたのに、自分にはダメなのかよ」とならないか?というご意見を頂いた。確かにそうだ。その場合はケースバイケースで判断を。
ときどき「今まで何人の男と付き合った?」って聞く男性がいる。
これは女性の尻軽度を何気にチェックされている場合がある。なのでたとえこれまでたくさんの男性と交際していても、少なめに申告するか、人数をはっきり言うことなく「仕事ばかりしていてあまり男性とお付き合いしたことがないんです」とぼかして伝えたり、すっとぼけて「あまり恋愛経験がなくて……」と恥じらいのある態度で演技派女優になるほうが、「清純そう」「かわいいけど意外と遊んでなさそう」「本命の嫁にしたい」と高評価だったりする。
自分の嫁になる人には浮気されたくない。違う男の子供をそうとは知らずに育てるなんてまっぴらごめん。だから男性は恋人なら手軽にやらせてくれる女を好むが、本命女子には清純そうな、あまり遊んでなさそうな女性に魅力を感じることを理解して、過去の恋愛武勇伝は完全に封印。モテましたアピールは避けてお
こう。
女性は夫の浮気がわかっても子供がいたらすぐに離婚を考えない人が多いのに対し、男性は妻の浮気がわかるとすぐに離婚したいと思う人が圧倒的に多いと言われている。それは男性は子供が産めないので、「妻が産んだこの子は本当に俺の子なのだろうか?」という疑惑が生じるからである(女は夫の浮気がわかっても、子供は自分の生んだ子供であることに間違いないという確信があるので、子供の幸せを考えてすぐには離婚を決断しない傾向がある。←人にもよるが)。
女性は男性の過去の恋愛経験に対して比較的寛容であるのに対し(経験値の高い男のほうが魅力的に感じる女性すらいるくらい)、男性は恋人ではなく嫁にするなら恋愛経験が少ない人に安心感を覚える傾向がある。
これは男性の「自分の子孫を残したい」という生殖本能に基づくもので万国共通。なので婚活相手に対しては、(たとえ過去はそうでなかったとしても)清純そうなアピールをするほうが本命女子になりやすい
イギリスの劇作家オスカー・ワイルドの言葉に『男は最初の男になりたがり、女は最後の女になりたがる』というものがあるが、これは男女の精神性の違いをよく言い表している。
モテる女性ほど交際人数を実際の人数よりも少なめに申告するという調査結果があるので、モテる女性の真似は積極的にして、清純な女性アピールをしよう。
⑧ 過去は捨てる
元カレにフラれて一念発起、あるいはずっと好きな人がいたが彼からは振り向いてもらえなくて婚活開始という女性は少なくない。
こういうタイプの子が注意したいのが、元カレやずっと好きだった人とお見合相手を比較してしまうことである。
すごく厳しい話をすると、自分をフッた男や振り向いてもらえなかった男と同じくらいイイ男を結婚相手としておとすことは難しいケースが多い。
フッたのは自分だったとしても、それから何年も経過して自分の年齢が高くなっている場合も、若いときに交際していた彼と同じくらい好条件な男性を狙うのはかなり厳しいことを頭に入れておこう。
過去は捨てて、本当に自分を大切にしてくれる相手を大切にし、真の幸せを掴もう!
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⑨ 「自分が好きな男」ではなく「自分を好きな男」で決める!
なかなか結婚できない女性は自分の納得いく男を追い求め、自分がいいと思った男からはフラれっぱなしの永遠の婚活地獄にハマり込む。
でも婚活していたら自分のことを気に入ってくれる男性はゼロではないと思う。
自分のことを気に入ってくれた男性のことを自分がスキになれれば、いとも簡単に幸せな結婚生活が手に入るのである。
だから自分のストライクゾーンを広げる努力は重要である。
どうすればストライクゾーンを広げられるのか?
答えは簡単。相手の良いところを探せばいいのである。
私は最初、主人のペラペラおしゃべりなところがチャラいと思ってしまい、好きになれなかった。そのことを仲人のハルカさんに伝えたら「彼は営業マンよ。しゃべれない営業マンなんて稼げないわ。社交的でそこは彼の良いところだと思うわ」と言われた。
確かに主人はおしゃべりな性格が功を奏しているのか、営業成績は悪くない。
また初回のお見合の席でエスコートがかなりぐだぐだで女性慣れしていない感じがすごく頼りないと思ってしまったのだが、半分断るつもりでそのことを相談したら「あら、女性慣れしていないなんてステキじゃない。彼は遊んでいない真面目な人、浮気しないと思うわ」と言われた。
確かに毎日お土産を買ってまっすぐ帰ってくれるマイホームパパだ。
自分が相手の短所と感じる部分は見方を変えると長所としてとらえられることが多々あるのである。
また婚活中は相手の些細なことがすごく気になったりするから、1人で抱え込まずにアドバイザーさんや仲人さんにこまめに相談し、独りよがりな思いで不満を溜めないことも大切だ。
自分のことを気に入ってくれる男性が目の前に現れたら、その人の良いところはどこかな?と考えて好きになる努力をしよう。
案外「気に入らない」と感じた短所が、その人の最大の長所だったりすることもある。
自分のことを気に入ってくれた男性で手を打てればいとも簡単に幸せが手に入るのである。
結婚相談所では、相手から申し込みがあって面談が成立する場合と、自分から申し込んで面談が成立する場合があると思うが、基本的に男性は追いかけたい生き物なので(申し込みが全然なければ自分でガンガンいくしかないが)自分が申し込んだ男に力を入れるより、男性から申し込みがあった出会いを大切していったほうが成婚確率は高いと言える。
自分のことを「是非!」と歓迎してくれた男性で自分が手を打てれば幸せな結婚生活が得られるのである。
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彼からのプロポーズが欲しい女の子は
⑩ 幸せな結婚生活を送ろう
セックスは円満な結婚生活に必要不可欠である。
外に出かけるときと同じくらい家の中でオシャレをして、女性らしい言葉遣いと態度で愛され妻を目指そう。
また夫婦で相談できる関係を築いていこう。
違う環境で育った2人が一緒になるのだ。
いつもいつも意見がピッタリ合うワケではなく、むしろ合わないことのほうが多いかもしれない。
そんなとき「どうして私の気持ちをわかってくれないの?」と1人で不満をためることなく、彼が疲れていないときにタイミングをみて「こういうふうにしてくれると嬉しいな♡」と怖い顔で文句を言うのではなく、可愛く相談していこう。
「言わなくても私の気持ちをわかって」というのは依頼心。
おねだり上手な可愛い妻になろう♡
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【まとめ】
①何歳までに結婚すると必ず期限を決める
イイ男・イイ女ほど結婚が早い。婚活は早い者勝ちレースである。
②結婚に対して明確な目標を立てる
どんな結婚生活が送りたいのかというビジョンを持ち、とことんこだわる条件は1つに絞る< /p>
③結婚の準備を怠らない
男性は仕事、女性は家事ができる人になろう!
④とにかく動く
自然な出会いは待っていても滅多にこない。出会いは自分でつくるもの!
⑤好かれる人になる
人から信頼される人は必ず良縁をつかめる
⑥高望みしない
自分のことは棚に上げて結婚相手にいくつも条件をつける人は必ず婚活浪人生になる
⑦身持ちの固い女になる
恋多き女は恋愛に勝利し、婚活に敗北する
⑧過去は捨てる
好きだった人を忘れられない人は絶対に結婚できない
⑨「自分が好きな男」ではなく「自分を好きな男」で決める!
自分のことを必要としてくれた男性を自分が受け入れることができれば、いとも簡単に幸せな結婚生活が手に入る。
⑩幸せな結婚生活を送ろう
違う生活環境で育った2人が一緒になるからいつも意見がぴったりってワケじゃない。2人で協力してステキな家庭を築いていこう♡
当分の間、子供の行事の関係でブログお休みしますm( _ _ )m
読者の皆様いつもありがとうございます
心より感謝をこめて
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電子書籍は250円です。
どうぞ宜しくお願いします
女性に好かれる おいしさを笑顔に
祐弥くんのソロ活動、初ライブもツアーも行ってなくて、一昨日ようやくインストアイベントには参加した(=゚ω゚)ノ
Shun様も盟友としてインストアに参加してたからね。
祐弥くんとShun様はメガネ&浴衣でお目見え。
店内は空調MAXにしてたらしいんだけど、それでも暑いから客側の照明を落としてたけど、それでも暑かったw
Shun様、彫りが深いからメガネなのにちょいちょい目の影でサングラスに見えて仕方なかったww
CDについては、矢田さんが1曲目をべた褒め。
「今年出た曲の中で一番いい」と!!
でも「なんでDuelんときに出さなかったの?」とまで言われてたけどw
祐弥くんは、「今だから出来たんじゃないかな」って答えてたよ。
1曲目はShun様がアレンジを担当したそうで、サビの後の効果音とかがすごくフックになってるって言ってた。
祐弥くんは「意識してないと聴こえないんだけど、一度気付くともうそこが必ず聴こえるんだよね」って。
あとでちゃんと聴いて探してみよ~と思ったまま、まだそのあと聴いてない(ぉぃ)
ちなみにレコーディングのとき、ドラムはばるくんが叩いたのをそのまま打ち込みにしたんだとか。
2曲目がSeiyaさんの提供で、矢田さん曰く「この曲だけで2~3曲は作れる」っていうほど転調が多くて、祐弥くんも「歌うのが結構大変」って言ってた。
3曲目がKraのタイゾさん提供で、ほとんどデモのまま変えずに打ち込んだとか。
タイゾさんは、リハと本番でもまったく違うことをするらしく、その感性を矢田さんと祐弥くんがべた褒めしてた。
アンケートの質問用紙からは、今は祐弥くんもShun様もサポートやソアプロでお互い別のギタリストと一緒にやってるけど、Duelのときとどっちがやりやすい?みたいな内容のがあって。
祐弥くんもShun様も、「実は俺らのギターって全然合ってないんだよね。でもDuelのときはそれが良かった。」って言ってた。
ばるくんとNatsukiくんも、前ノリと後ノリで全然かみ合ってないのに、曲として聴くとそれが良かったりしてたそうだ。
祐弥くんは「againstって曲をレコーディングしたときに、Shunちゃんが録ったあと俺が弾いて、あまりにもかみ合ってなかったからそのあとちゃんと合わせようと思って弾いたら、逆につまんなくなっちゃったんだよね。だから最初のに戻した。」っていう話もしてくれたよ。
たしかに、Duelのときは、個々が複雑なパズルのピースみたいで全然個性が違うのに、それがひとつになったときの完成度と充足感が半端なくて、そういうとこが好きだったんだなって、改めて思った。
あとは「ギターを始めたばかりで、うまくなるコツとか教えてほしい」みたいなのが質問であって、二人とも「好きな曲で練習するのが一番」って言ってた。
Shun様はキッカケがXのSilent Jealousyを弾けるようになりたくて頑張ったんだって。
祐弥くんはDuelJewelに入ったとき、Shun様が作ってくれたTAB譜とテープに吹き込んでくれたアドバイスで頑張ったらしいw
矢田さんが「TAB譜書いてあげたの?!優しすぎる!!」って驚いてた。
祐弥くんは「当時Shunちゃんはめっちゃ尖ってたから、会うと怖いんだけど、テープは優しい声で『ここはこういう風に弾きましょう』とか言ってくれてたんだよ~」って言ってた。
あと「Shun様と祐弥さんはどっちが階級が上ですか」みたいなので、体重的な話ならもちろん祐弥くんのが上だけど、地位的な話ならDuelJewelは全員横並び…って言いかけて、「ばるちゃんだけ違うわww他4人は横並びw」って訂正してたw
あとは「祐弥くんが痩せてしまって寂しい」みたいな内容のがあったけど、祐弥くんは「痩せて言われるならアレだけど、全然痩せてないからね?!」って言ってたw「ダイエットはもちろんしてますよ!ダイエットしてなかったら今頃200キロくらいあるよ!!」ってw
あ、あと新曲も今作ってて、すでに押し気味らしいw
でも激しい感じの曲を次のシングルかミニアルバムでは出す予定らしいよ。
あと12/24にアコースティックなイベントを企画中だって。Shun様も参加予定らしい。
トークのあとはゲーム大会。Duelのときにもよくやってた、「みんなでそれ正解!」をShun様と祐弥くんの2人だけなら合うでしょ~ってことで、矢田さんがNGワードを設定。NGワードで揃った場合はノーカウントでっていうルールで。
「DuelのときはNatsukiがな~…w」って矢田さんがぼそっと言っただけで、おそらく店内にいた人間のほとんどが「オードブル」という単語を思い浮かべたに違いないwwww
正解の数だけ、矢田さんとShun様と祐弥くんの3ショットのチェキが当たるってことで、「3枚撮ったからね!」つって、3問は正解出させようとしてくれてたw
・「し」から始まる、年下の女性に好かれる男性の特徴
NGワードは「紳士」。Shun様「しんせつ」、祐弥くん「信用がある」って書いて、残念!
・「ち」から始まる、男性に嫌われる男性の特徴
NGワードは「遅刻魔」。Shun様「チャラい」、祐弥くん「ちこくしがち」って書いて、残念!
・「え」から始まる、持っていると賢そうに見えるもの
NGワードは「英字新聞」。祐弥くんが「やばい、えんぴつしか思い浮かばない・・・」ってなってて、Shun様が「おれも・・・」って言ってて、矢田さん「だったらそれ書けばよかったのに!言っちゃったからもうだめだからね!」ってw
結局「えんぴつ以外思いつかないから、適当に書こう」ってなって、何書いたんだっけかな。でもふたりとも一致はしてなかった。
・「お」から始まる、カップルで行くと楽しい場所
NGワードは「温泉」。矢田さんが「この時期とかいいのあるよね。特に男が楽しいやつ」って散々ヒントくれて、Shun様と祐弥くんは「お祭り」で一致!!(ちなみに矢田さんは「お化け屋敷」のつもりで言っていたらしいw)
・「き」から始まる、可愛いもの
NGワードは「キャンディキャンディ」wwww矢田さん、せっかく一致してもNGとかぶらない様に気を遣ってくれ始めてたw
これも散々ヒント出して、2人とも「キティちゃん」で正解!
・「し」から始まる、大人が好きな食べ物
NGワードは「白子」。NGワードのヒントで「お鍋に入れたり、ポン酢で食べたりするよね」って矢田さんが言ってたら、Shun様は「NGワードわかった、けどもうそれ以外が浮かばない」ってなっち
ゃって、矢田さんが「じゃあボーナス問題として、NGワードと一致でも正解にしよう」って言ってくれて、「でもどうせなら、祐弥も同じの書かないと、今日は祐弥のイベントだからね」って。
さあ、ここからが祐弥くん大迷走wwww
「お鍋・・・?あっ!わかった!俺(肉)が近くにいると、硬くなっちゃうやつでしょ!!」
それは白滝wwwwちがう、そっちじゃないwww
魚屋とかに買いに行くよってヒントのあとは、
「漢字で書くと『し』じゃなくない…?『さ』…?」
それは鮭(しゃけ)wwwww
「あーもー!!俺、LINEグループとかでもよくこういうことあるの!!俺ひとりだけよくわかってないの!!」ってもだえてたw
結局最後は二人とも「しらこ」って書いて正解w長かったwww
祐弥くんと同じじゃんけんを出した人が残れるやつで、最初は絶対チョキだと思ったから残ったんだけど、2回目でグーにしてしまったら、2回目もチョキが正解だったw
「チョキが好きって言ってるでしょー!」って祐弥くんが言ってたら、矢田さん「それじゃこの後決まらないから」って的確な突っ込みいれてて。
祐弥くん「そして3年後・・・」つって、時代とともに変化したていで次がグーだったw「男はコブシ!」つってた。
だいたいこんな感じだったかなー?昨日はレポ書く時間なくて、今日朝から仕事してて時間置いちゃったからちょっと忘れてるかも(´・ω・`;)
トークの後はいったん外に出て、順番に3ショット撮ったよー。
祐弥くんに「祐弥くん見に来るの、カレーのとき以来です」って言ったら、「ええっ?!」ってすごい驚かれてこっちがびっくりしたw
「カレーって言われると松ぼっくり思い出すから、そんなわけないでしょーって思っちゃった!」ってwww
それはwwDuelの最初のファン旅行の話wwww
思い返すと結構面白かったな、インストw
夏らしいことを毎年できてなくて、私の夏はこれで終わりだなあw
お祭りとか花火大会とかバーベキューとか海とか川とかプールとか山とか、そういうものに一切縁がないなあ、ここ数年(´・ω・`;)
ま、でも行けるライブやインストがあるだけでも十分か~~(〃゚艸゚)
本当は傷つきやすい女性に好かれる
女性に好かれる ふれあい・ふるさと・フレッシュバンク
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(あらすじ)※Amazonより
本書は、イラン出身の女性英文学者による、イスラーム革命後の激動のイランで暮らした18年間の文学的回想録である。
著者は、13歳のときから欧米で教育を受け、帰国後テヘランの大学で英文学を教えていたが、抑圧的な大学当局に嫌気がさして辞職し、みずから選んだ優秀な女子学生七人とともに、ひそかに自宅で西洋文学を読む研究会をはじめる。とりあげた小説は主としてナボコフ、フロベール、ジェイムズ、オースティン、ベロウなど、イランでは禁じられた西洋文学の数々だった。
革命後のイランは、生活の隅々まで当局の監視の目が光る一種の全体主義社会となり、とりわけ女性は自由を奪われ、厳しい道徳や規則を強制される恐怖の毎日だった。秘密の読書会は、圧政の下に生きる女たちにとって、ささやかながら、かけがえのない自由の場となっていた。
そしてこうした苛酷な状況を生きぬくうえで、著者の支えになったのは、何よりも文学であり、学生たちとの親密な交流であった。それは、女として、知識人として生きるとはどういうことかという問題意識にみちた、血の通った読書会での営みであった。
著者にとって、文学とは、現実を超えたもうひとつの世界であり、現実の軛への抵抗であり、精神の自由をあたえるものにほかならない。読者は、苛酷な状況の中で文学が人を支える力に、禁じられているからこそ逆説的に輝きを放つ文学の力に、心を打たれるはずである。
本書は、全米で150万部を記録する大ベストセラーとなっている。
イスラーム革命後のイラン、大学を追われた著者は、禁じられた小説を読む、女性だけの読書会を開く。監視社会の恐怖のなか、精神の自由を求めた衝撃の回想録。
ナフィーシー,アーザル
1950年頃、テヘランに生まれる。13歳から海外留学し、欧米で教育を受け、1979年のイラン革命直後に帰国し、テヘラン大学の教員となる。1981年、ヴェールの着用を拒否してテヘラン大学から追放される。その後、自由イスラーム大学、その他で教鞭をとる。1997年にアメリカに移住、現在はジョンズ・ホプキンズ大学教授。ワシントンDC在住
◆◇
最初に主張しておきたいのが、この作品が全米で150万部を記録する大ベストセラー作品である、ということである。
訳者のあとがきでは「けしてやさしい本とは言えない」と表現されていたが、やんわりと言っているだけで正直言って、内容は大変重く、文章そのものも大変難しい。
著者の回想録ということもあり、時系列が飛び回り、会話も注意して読まないと誰が話しているのかわからなくなるし、何より登場人物が多過ぎて(しかも名前は慣れない中東ネーム)誰が誰だったかわからなく・・あ、これは加齢のせいかも笑
そんな本がアメリカで大ベストセラー・・・
いや、私も日本はこれだから・・・とか言うつもりはサラッサラないのだが、こういう本が今の日本では大ベストセラーとはならないんだよなあ・・とは思うのであった。
※ちなみに「」によると
2018上半期ベストセラー(集計期間:2017.11.26〜2018.5.25)
総合部門
1位 漫画 君たちはどう生きるか
2位 モデルが秘密にしたがる体幹リセットダイエット
3位 ざんねんないきもの事典
4位 君たちはどう生きるか
5位 おらおらでひとりいぐも
だそうである。
でもまあ、想像してたよりはマシなランキングだったかも笑
だが
痩せたいなら食べ過ぎずとりあえず運動しろ!
とは言いたい。
この作品を読むきっかけはこれであった。
→『』
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主人公のアイがこの『テヘランでロリータを読む』を夢中で読んでいたからである。
そんなアイが夢中になるなんてどんな本なのかしら・・と興味を持って読んでみた、というわけ。
この作品は色々な表情を見せてくれる。
まず純粋に「英文学の書評」という表情である。
大学で英文学の教鞭をとっていたナフィーシー先生であったが、政府の圧政および大学の圧力に嫌気がさして辞職、それでも文学に対する愛情&生徒とともに学びたいという教師である気持ちは冷めることはなく、彼女のもとに女学生7人が集められ、ひそやかに西洋文学を学んでいくことになった、というところから話は始まる。
教材にはナボコフの「ロリータ」が選ばれた。この作品のタイトルともなった「ロリータ」である。
この秘密の教室内のことだけでなく、頁がすすめばすすむほど過去に過去にさかのぼるのだが、そこでの大学の教師時代の講義の話も含め、面白かったのは国が変われば作品の読まれ方が全く違う、ということである。
道徳的かどうか、とか、イスラム的な観点から文学の善し
悪しを判断しようとする生徒(特に男子)が多かったりするのだ。
でもそれが間違っているのかどうか私にはわからない。ただそういう読み方したらつまらなくない?とは思うけど。作者の手を離れた時点で作品は読者のものだ・・という人もいるが、それも絶対じゃない気もするし。
さて講義の題材としてとりあげられていたのは、
『ロリータ』『断頭台への招待』、『グレート・ギャツビー』、『デイジー・ミラー』などであった。
中でも私が一番読んでみたい、と深く興味をそそられたのは、ナボコフの『断頭台への招待』だったのだが、とにかくこの作品の中でとりあげられた作品はどの作品もすごく魅力的で、『グレート・ギャツビー』は私も読んだことがあるが、そんなステキな作品だったかしら・・と思うほどであった。
しかしこの作品が書かれたアメリカの時代背景やおかれた状況など文学者であるナフィーシー先生が詳細に解説、またそれに生徒からの発言でさらに補えるものもあり、文学の知識が深まり、また感想にとどまらず深く読み込むことのできるとてもありがたい作品となった。
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そしてこの作品は深刻な面も描く。
独自の「イスラム共和制」を敷いたイランという国内事情である。
中東はとにかく複雑で難しいのだが、この作品を読むとイラン国内で何が起きていたのか、多少ではあるが知ることができる。
まずはwikiの説明を転記したい。
「イランでは1979年にシーア派によるイスラム革命があり、親米で君主制を行っていたパーレビー王朝による白色革命や古代アケメネス朝ペルシア帝国を称えるイラン建国二千五百年祭典の世俗性を批判していたホメイニーの指導下、周辺のスンニ派のアラブ諸国とは異なる政治体制「イスラム共和制」を敷き、宗派だけでなくて世俗主義や君主制でも相容れないアラブ諸国の警戒感を強めたが、イラン国内の混乱が増し、保守派の粛清のために軍事系統にも乱れがあると見られ、敵対する周辺国にとっては好機であった。」
そう、もとは親米国だったはずなのだ。
私の記憶にあるのは、「テヘラン」という美しい響きの都市。
たしか「世界一周双六ゲーム」とかいう番組で、イランのテヘランを通過していたはず。
幼心に「テヘラン」という響きがとても好きで、一度行ってみたい街となった。
・・結局、不安定すぎる情勢のため行けずじまい、今後も行くことはないだろう。
(ちなみにwikiによると
「50都市選定には、冷戦時の世界情勢や民族対立を考慮し、番組スタッフらも相当慎重だったという」
だそう。そんな中でも、テヘランはそこに選ばれるような都市だったのだ。)
だからナフィーシー先生も小さい頃は、自由でヴェールなんてもちろんかぶらなくてよかったし、Tシャツにジーンズ、みたいなラフな格好で歩いていた。当然みんなそうであった。
あまりに親米過ぎて、デモが起こるくらいであったのだ。
あ、そうそう。
この作品、こういうイランという国の事情を知らずに読み始めると、「左翼」「右翼」の定義が日本と全く違うので結構混乱するのでご注意を。
イランの左翼も右翼も主義が違うだけで、国のためを思い、国をよくするために活動してました。
ところが政権が変わると、左翼右翼も目的も違ってくるし、イスラム第一主義になって国全体が大混乱。ものさしが急に変わって国民全体が何をどうはかればいいのかもわからず、勝手に独走状態、国粋主義に走るものもいるし、デモなんてしょっちゅう起こり、そのたびに多数の処刑者がでるのであった。
どうもそういう混乱につけこまれ、「イラン・イラク戦争」が勃発したらしい。
この作品にも「フセイン」という名前が出てくる。
爆弾が降ってくるのも日常茶飯事、うるさくて眠れないから小説を読んでやりすごす、というシーンなんてシュール以外の何者でもなかったが、戦争が日常に存在するとそういうものなのかもしれない。
そして戦争の末期には国民全体が疲れていて、戦争初期には活動的だった活動派も後半にはなりをひそめていたらしい。
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そしてその延長上の話として「女性」という存在についても深く触れる作品でもある。
親米からイスラム共和制と大きく政権が代わり、女性の価値は男性の半分、という考え方になり、女性の扱いはひどいものとなった。
美しいというだけで処刑された少女。しかも処/女のまま死ぬと天国に行ってしまうから、という理由でレ◎◎され、刑務官と結婚させられそして処刑された。
そういう事例が淡々と語られる。
10年牢獄に入れられそうになった生徒たちもいた(結局親戚が有力者と関係があるとのことで期間は2年に縮小されるもつらい監獄生活を味わう。ただデモに参加していただけなのに。)。
処刑という点では女性に限らず、男性もあっけなく死ぬ。この作品では多くの、本当に多くの人たちが処刑され、死んでいった。それが西加奈子の「i(アイ)」のように死者の数がメモされていくかのように、淡々とこの作品にも書き付けられていた。
ただそんな中、笑ってしまったのは(笑い事じゃないのだが)、いつものようにナフィーシー先生の家で秘密の授業が行われていたときのエピソードである。
「ある日、私の娘のネガールが泣きながら飛び込んできた。(略)その日最後の授業の最中に,校長と道徳の教師が教室の中にずかずかと入ってきて、手を机の上に出しなさいと女子全員に命じた。(略)前年、家族とともにアメリカから帰国したばかりの少女が、爪が長すぎるという理由で校長室に連れていかれた。そこで校長みずからその子の爪を切った。血が出るほど深く切った。(略)あたしたちがアメリカの国旗を踏んで「アメリカに死を」って大声で言わされるとき、あの子どんな気がすると思う?あたし自分が嫌い、大嫌い。(略)
当然のことながら、クラス全員がこの出来事に気をとられた。みな冗談を言ったり、自分の体験を話したりして、ネガールの気をまぎらそうとした。(略)妹の友達の体験に比べたら何でもないわとマーナーが口を挟む。昼休みに三人の女子学生がキャンパスでりんごを食べていたところ、守衛から叱責された。かじり方がなまめかしすぎるというのだ!しばらくすると、ネガールもいっしょに笑いだし、ようやくお昼を食べるためにターヘレ・ハーノムと出ていった。」
(88頁〜90頁)
なまめかしすぎるリンゴのかじり方〜笑
これはネガールじゃなくても私も腹抱えて大爆笑かもしれん。
ふとトンチンカンなことを思ったのは、女性を華美にするななどと抑さえつける発想って案外そういうところから発生しているのかもしれない、ということ。
昔、女性にひどい目にあった、とか、大好きな女性にこっぴどくフラレタ、とかさ。
ヨシタケシンスケさんのあるかしら書店の中の『本が四角い理由』という話。
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昔の本はいろんな形をしていた。ある国の王様がとなりの国のお姫様が好きだったのだが、そのお姫様が王様の着ていた服の四角いボタンを見て
「その四角いボタン、かわいいね」
と話しかけてくれて、彼女は四角いものが好きなんだ!と思い、自分のことを好きになってもらうために国中のものを四角くした、というお話し。
(でも結局そのお姫様は別の国のまんまる顔の王様と結婚した)
この王様は女性にヒドい目にあったわけではないが、女性のために〜女性に好かれるために〜と女性の気をひくためにとんでもない行動をしている。国中のものを四角くするなんて異常笑!
女性ってのは男性の心を狂わせるんだ!それはイカン!禁止せねば!
とかそういう発想になったに違いない。
そしてそれがいきすぎて、たかが目の前でリンゴをかじられるだけでドキドキしちゃう、みたいな・・・そっちの方がイヤらしいわーい!!
しかしそれにしてもこの作品に出てくる女性がとにかく低年齢で結婚し、そして出産していることに驚く。それもまたお国事情なのである。
なのにそれまでは異性との触れ合いが全くないから、結婚に対する知識や人との恋愛について全くの不器用で、距離感がおかしかったり「愛」「人を好きになる」というものがどういうものかがわからなくて、不幸になったり・・哀しい人生をも淡々と描いている。
教育や経験ってつくづく大事なんだなあ・・と思わせる描写であった。
そんな感じで国内情勢は深刻なのに、いつも女性は明るく強い。
こんな閉ざされた世界において、あらゆる場面で男をおもしろおかしく非難しているユーモアあふれる女性たちがたくさん登場することが、多少ではあるが癒しとなった。
最終的にナフィーシー先生は、とある出来事をきっかけに今まで積もり積もってきたガマンが爆発、もうこんな国出て行こう!とアメリカに出国することになる。
そして出国するまでの様子がこの作品にはおさめられている。
出国のきっかけというのは本当にささいな(ささいではないが、それくらいのこと今までにもあったはず)ことなのだが、人というのは我慢の限界が突然やってくるんだな、ということがとてもわかりやすい事件であった。
彼女はイランを捨てアメリカに渡るのだが、それまでも常々言っていたのは、必ずしも自由が最高というわけではない、ということである。
みんな西洋に行けばすてきな日々が待っている、ステキな暮らしが待っている、と思っているが、その危険性についても彼女は触れている。
ことあるごとに「自由の試練」と言っていて、自由には自由のリスクがあるんだ、と絶対賛美ではないあたりがこれまた彼女が怜悧な頭脳の持ち主であることを伺わせる。
アメリカで大ベストセラーになったのは単純な理由ではないのかもしれないが(これは2003年の作品で、9.11同時多発テロの後)、そういう政治的な事情は差っ引いてもこの作品、大変読み応えのあるおもしろい作品であることは間違いない。
元気のあるときに読むといいと思います!
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