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不意打ちで決めたい。ハイセンスサイト

あー、楽しかった2daysシャボン玉
初日は久々に前方の席でしかも桜井さんの真正面でウットリ…?
ベースソロも間近で見れてあんな美声が目の前で聴けて
ほんっとにほんっとにかっこ良かった!!シャボン玉

びわ湖ホールは4階の最後列だったので
衣装やら舞台装置が…ふむふむ。
こんな風になっているのかー、とじっくり見てきましたきら

それにしても3人とも63歳とか64歳とかありえないぐらい若い!!
一人前の125歳になるまで頑張って欲しいなぁマルキラ☆

「Another Way」いい曲だなぁ~♪
これ、聴く度にホント泣きそうになるし泣くときもあるわ大泣き汗

大阪ファイナルまで続けて歌ってくれるといいな音符

そして今日の最後の曲…。

不意打ちでこの曲はグッときました。

出たばかりの頃は普通に聴いていた曲だけど

ある日の出来事から

すごく歌詞が沁みるようになって大好きになった曲です。

これで年末まで何とか乗り越えて行けそうキラキラ

次回のお約束は…

何と!!自分の誕生日と重なっております!!

ぱちぱちぱちキラキラ

久々の逆バースデーライブ楽しみです星

笑顔のそばに不意打ち

夫からきたLINEを無視できなかった私は、言われた通りに翌朝6時に電話を掛けた。

だるそうに出るんだろうな・・・と思いながらコール音を聞く。

すると、すごいクリアな声で、丁寧な口調で夫が電話に出たのだ。

もしもしー。お世話になっております~。

もしもし?

ご連絡いただいてしまい申し訳ないです~。

えっ?

はい。はい。そうでしたか。こちらはもう大丈夫ですので~

たいちゃん?

ではまたの機会にですね。ありがとうございました~失礼します~

そう言って電話は切れた。

そしてすぐにLINEが届く。

もう起きとる。

いや、それはわかりましたけど。 今の電話は一体・・・?

更にLINEが届く。

今日アパート戻ってくるんか?

その予定です。

ゆっくりでええよ。仕事もしてないんやから実家でゆっくりしてきたらええ。

何なんだ?

私をアパートに寄せ付けない為のLINEにも思えるし・・・

ちょっと気遣ってくれてる?感じもある?

もしかしたら・・・また元の夫に戻ってきてるのかも・・・

いや、それはない。

ありがとうございます。 とだけ返信をした。

するとまたLINEがくる。

結局どっちやねん。

今日の夫にとっては私がアパートに帰ってくるかどうか重要なことらしい。

友人と会う予定が入るかもしれません。

もし会うことになったら今日はこちらに泊まってもいいですか。  そう返信した。

友人と会う予定などなかった。

最初の頃に夫に抱いた違和感。

今日も感じる違和感。

今日アパートで何かある。突然帰ってみようか。

そう思ったのだ。

夫からは、ええで。じゃあ泊りってことやんな。 そうLINEがきたけれど返信はしなかった。

私、今日ちょっと早めに帰るね。  両親にそう伝える。

帰る?そうか・・・

いいじゃない。ゆっくりしていきなさいよ。

ちょっと向こうでやりたいこともあるし。

やりたいこと?

うん・・・

荷物をまとめるって解釈で合ってる?

んーちがう・・・かな。

そう・・・わかった。

気まずい空気が流れる。

でも、自分がしようとしてることを家族に知らせるのも何か嫌だった。

私は卑怯なことをする。そんな気持ちもあったから。

夫に不意打ちを食らわそうとしている。そんな罪悪感もあったから。

そそくさとリビングから離れ帰る支度を始めた。

自分の部屋で起きた出来事を思い出すと、部屋にいるのも辛かった。

父が駅まで送ってくれると言い、その車内で父は私にこう言った。

お前には帰るところがあるんだぞ?いつ帰ってきても大丈夫だからな。

ありがとね。  それしか言えない。本当に有難いのだから。

アパートのドアを開けると、いつもは出ていない来客用のスリッパが出ているのに気が付いた。

何だか他人の家に来たような、そんな感覚に襲われながら中に入る。

玄関のすぐ横にあるキッチンのシンクにはマグカップが2つ。

お皿が2枚、フォークが2本、水に浸かっていた。

洗濯機にはバスタオルとフェイスタオルが2枚ずつ入っている。

リビングのコンセントには見たことのない充電器が差さっている。

普段は起きて整えもしない布団が綺麗に畳まれている。

そこには私の知らないアパートの姿があった。

Fine & Bright 不意打ち お客さまとともに

なつみは出産予定日を超えて産まれた。

2646gの健康な子ども、のはずだった。
生まれる時のトラブルのせいで
彼女にとっては不意打ちの
まるで交通事故に遭ったような
トラブルのせいで、
ひどい酸欠になり、重症の新生児仮死で
この世に取り出された。
泣き声なんかない。
体の色も悪い。
心拍は二桁前半。
刺激にも反応なんかしない。
自発呼吸?そんなもん、ない。
蘇生を受けて、挿管され、
救急車でNICUに運ばれ、
頭部の低温冷却措置を経て。
生後約二か月。
いまもまだ眠り姫。(2017/08/07)

ねぇ、なつみ。
わたしの声は聞こえてる?
ここを出たら、なつみにも
セミの賑やかな声が聞こえるんだよ。
人のざわめき、車の音、聞こえるよ。
時々うっすら開く目に
わたしは映っている?
ここを出たら、なつみにも
青い空と入道雲が見えるんだよ。
家族の顔が、東京の景色が、見えるよ。
ねぇ、触れる手にピクリとするのは
ただの反射だけなのかな。
それだけじゃないって思いたい。
ねぇ、呼吸をして、目を開けて。
わたしの呼びかけは届いてるのかな。

覚えておくと便利な不意打ちのウラワザ40選!

「メタルマクベス disc3」

【作】宮藤官九郎

【演出】いのうえひでのり

【音楽】岡崎司

【出演】

浦井健治/長澤まさみ

高杉真宙/柳下大/峯村リエ/粟根まこと/右近健一/

橋本じゅん/ラサール石井

11月11日14:00~、そして12月6日18:00~回のライブビューイング。
ひとまず2回を観劇致しました。

年末にはまた、豊洲に住民票を移す勢いで連続観劇予定。

でも、ひとまず先に2回分の感想を吐き出さないと私が爆発してしまう。

忘れもしない2018年2月22日、disc1~3の情報解禁に眩暈を起こした記念日。

「浦井健治が新感線初主演、『マクベス』でタイトルロール」
そして
『演劇ファンになったのはこの舞台を観る為だった』
ということが、これほどまでに「観劇前から」私にとって確約されていた作品はもう、今後ないでしょう。
ステージアラウンドでの最後の新感線公演において、浦井健治が「メタルマクベス」の主演でその大トリを飾る。
そして粟根まことが、初演と同じ役でそこにいる。
こんなこと予想もしていなかったし、私にとってそれはやっぱり奇跡だとしか思えないのです。
情報解禁から半年以上、いい子にしてずっと楽しみに待ってました。
いや、新感線と粟根まことさんのファンになって8年、浦井健治さんのファンになって5年半、この日を待ってました。
本当に本当に演劇ファンでいて良かったし、この人達のファンで良かった。
私の愛する人達が「演劇人」という道を選んでくれて、その道を歩き続けることを選択してくれて、
今その道が交わってくれていて本当に良かった。
そうやって考えていくと、またチケットの枚数が増えていきそうなんですけど。
演劇ファンは常に、貧乏なほどに幸せなのです。

という自分の話を最初にさせていただいて、以下は作品の感想です。
disc1も2も拝見して、3本それぞれの味と色があり、どれも素晴らしかった。
(disc2は結局感想書いてなかったんですよね…disc1の感想はひとつ前の記事に)

脚本演出は確かに「基本は」同じでしたが、初演を含む他ver.を知っていればニヤリとしちゃうお遊びもあってとても楽しい。

disc1の感想でも書きましたがあの回転劇場を活かしに活かしまくった演出が素晴らしいですねー!
あの興奮ばっかりは、どんな天才が演出しようと絶対に他の劇場では味わえない。
そして、同じあの劇場であっても、いのうえひでのり様という演出家以外ではああはいかないでしょう。

物語はシェイクスピア4大悲劇に挙げられている通りの「悲劇」ですが、一幕はまだ明るい楽しさや興奮が勝ちますね。
古典の名作を現代風にアレンジして、笑いやパロディをふんだんに取り入れて分かりやすく仕上げている。
これが二幕に入ると、転がり落ちていく勢いが一気に増して、楽しさと興奮に加えて哀しみや恐ろしさが膨れ上がっていく。
愛着を持って観ていた登場人物がどんどん去っていく。
そして、一幕からチラつかせられるクドカン脚本特有の薄気味悪さもまた、良いスパイスなんですよね。
過去と未来の混じり合い方が怖い怖い。
コミカルな描かれ方ですら、だんだん笑えなくなってくる。
何も引き算せずに、全てを盛りに盛りまくった果てにある大崩壊、クライマックスのカタルシスは何物にも代えがたい。

その中心に立つ今回の夫婦、浦井健治と長澤まさみ!
これまでに輪をかけて、相性ピッタリのランダムスター夫妻だったー!
何しろ二人とも顔がよい、スタイルがよい、歌が上手い!
こんな夫婦の間に子供が産まれたら、絶世の美男子or美女のミュージカルスター誕生だったろうに…マサルよ…
長澤まさみさんのランダムスター/マクベス夫人は歴代最強の夫人でした。
強い、怖い、激しい。
こんなに缶ビール一気飲みが似合う新感線ヒロインを他に知らない。
攻撃力抜群、硬いトゲトゲまみれの鉄球みたい。
そんな棘だらけ夫人に対して、浦井ランディはとても優しい。
歌い戦う姿はまさに「鋼鉄の将軍」の名に相応しい雄々しさだけれど、普段はとてもふわふわとしていて愛嬌がある。
私が中の人のファンであり、その人となりを知っているから、を差し引いても、そうだったと思います。
だから、そのフワフワさで夫人の棘を「痛い痛い」と言いながらも優しく受け入れられる。
しっかりピッタリくっ付いて離れない。
でも、ひとたび夫人が棘を失ったら、その手からこぼれ落ちてしまう。
離すまいとする愛情、それでもその手をすり抜けていってしまう絶望が一層際立つ。
そんなタイプの相性の良さで、前半はあんなに楽しいのに後半はとにかく悲しかった。

あと、とにかく浦井健治という人は「ド派手な狂気」が似合う人だと思うんですね。
「狂気」の演技の引き出しだけでタンスが一個出来るくらい幅広い狂気が表現出来る役者だと私は勝手に思ってる。
勿論静かな狂気だって自由自在なんだけど、何せ派手にぶちかます狂気が似合うんです。
その上愛嬌もあるし、動いてよし歌ってよし、静かに哀しみを体現しても良し。
まさにランダムスター/マクベス浦井は最高にハマり役でした。

じゅんさんエクスプローラー/バンクォー橋本は安心の信頼と実績ですねー!
むちゃくちゃ格好良くてむちゃくちゃ可愛い。
こちらも浦井さんとはまた毛色の違う愛嬌たっぷり。
(エクスプローラー役は初演から「まさにじゅんさんの為にあるような役だ」と思ったので、disc2の岡本健一さんの素晴らしさにも度肝を抜かれましたね。
あの役の良さをしっかり残してくれながら、全然違う個性のローラになってた!)

粟根さんのパール王/ナンプラーはね…あれはずるいですよね…粟根ファンの息の根を止めに来てますね…。
disc1である程度耐性が出来たつもりでいたら、激ヤバの変更点入れて来るんだもん…あ、ナンプラーは安定の可愛さです。
新キャストの皆様も、それぞれ超良かった!

以下は、がっつりネタばれしている感想です。
前置きがとても長くなってしまった…。
ちょこちょこ、感想が書けずじまいだったdisc2の感想も織り交ぜます。


オープニング、ここの映像はdisc1~3から変わらなかった(多分)。
3魔女役は毎回、安定してオモシロが発揮できるベテラン勢ががっちり魅せてくれてますが
いや、さとみさん可愛いな!!??
老けメイクじゃ誤魔化せない可愛さよ。
リアルコラーゲンの泉に浸かってる疑惑の持ち主な劇団員のひとり…。
峯村リエさんは大きい!そして狙ってか狙わずか、どことなく漂う妖艶さ。

そういえば長澤まさみさんとは「真田丸」でも共演されてた。
右近さんの魔女は、馴染みがあるのも手伝ってやっぱり一番しっくりくるー(笑)
右近さんの歌を聞くと「新感線観に来たー!」って気持ちが高まります。

3魔女の微笑ましい(?)ワチャワチャの後は、我らが浦井ランダムスターの登場です。
白煙の中、タイトルを背負い、剣を掲げて現れるランディの雄姿。
これだけでも泣いてしまうのに、二刀流だし歌うし戦うしバイク乗るし顔はいいし、全部乗っけ丼状態でとんでもない騒ぎです。
てか、二刀流って!!!!
ただでさえ格好いいのに二刀流って!!!!
まして私はマイ初日、前方ドセンターの良席に座っておりまして、
「キレイは汚い、ただし俺以外」砲という過去最強クラスの浦井砲を正面からまともに浴びたので、生きた心地がしませんでした。
か、か、か、格好いい…!
余計な修飾語はいらない、細部はもう覚えていられない。
ただただ純粋に「格好いい」って感情が溢れる。
今この瞬間、宇宙で一番格好いい男がここにいる。私たちの推しです、と叫びたい。
私たちの推しを最高に格好良く見せてくれる歌を、音を、戦いの相手を、衣装を、演出を、とにかく全部をありがとう。

って、じゅんさんローラの登場で我に返るまでポワーってなってしまった。
じゅんさんの登場もめちゃくちゃ格好良いからねー!
バンドの音にバイクのエンジンが重なる瞬間に、一気にテンション上がる。
センターで互いの健闘を讃えあう親友同士の姿も熱い。
そうだね、派手好きは世界を救うね(それは違う作品)
とにかく、こんなに格好良く始まる芝居が面白くないわけがない。
そんな最高のオープニングだと思います。

鋼鉄城に場面が映るまでに、這う這うの体で城に向かうヤマハの映像が地味に追加されてましたね(笑)
私の記憶が確かなら、disc2までなかったと思うのですが…あったっけ?
これ以外にも、新感線が誇る細かい場面での映像ネタがこの期に及んで増えてて笑いました。
本当に容赦ないな、いのうえさん。

「炎の報告」はやっぱり冠くんver.がアガるけど、disc2徳永くんの演歌&車掌ver.も斬新で良かった!
あれは前知識を入れずに観て、一番良かったと思ったdisc2限定シーンでした。
冠くんと対になるなら、確かに

「歌の実力文句なし&強い個性と武器が違って、なお且つ新感線出演経験もある」

という点で徳永くん程の適任者はいないもんな…。
そして周りのガヤの中にいるバイト君を探せのコーナー、後ろに控える粟根さんはもちろんですが川原監督ー!!!
新感線連続公演の最大の罪のひとつは、川原正嗣が舞台に立つ機会を激減させたことですよ…
おかげで久方ぶりに監督の格好いい姿と美声を目の当たりにしたら腰が抜けてしまう。
「修羅天魔」とか本当ヤバかったもの。
更に、むちゃくちゃ凄いバトン使いコンビがいるんだけど何者…と、慌ててパンフを確認したのは私だけではないはず。
もう大番振る舞いの盛りっぷりが楽しくてしょうがない「炎の報告」。
ここで冠君だけでなくグレコも歌に参加してくるのが、今回凄く好きなんですよねー!
「まさか狂犬エクスプローラー!」
って。
ひとつの曲を複数で歌い継ぐパターンが好物なもので。
だから、後述の「明けない夜はso long」は本当最高でした。

そしてぐるぐる劇場の強みなのも、このシーンですよね。
ちゃんとランディ&ローラが歌通り実演してくれて可愛い。
普通に戦う姿は勇ましいのに、パン食い競争とか、パリの画家風ランディ(付け鼻&メガネ)とか可愛い。

とりあえず、ここがESP国の最盛期ですよね、間違いなく。

「屈託ない王の笑顔は、国がうまくいっている何よりの証拠」

二幕に出てくるローラの台詞を知っていると、このシーンの意味がまた違って見える。
ラサール石井さんのレスポール王はなるほど庶民派というか、良い意味で軽い感じですね。
威厳というより、朗らかな人柄で支持を集めてそうな印象。
そして高杉さんのJr.は「まだ王の器じゃない」感が歴代イチ強い(笑)
グレコじゃなくても「支えてやらなきゃ」と思えてしまうタイプのJr.。
だからレスポール親子は、これまでで一番の似たもの親子なのかもしれません。見た目は全然違うけど。
あと、ラスクの差し入れ人が「渡辺いっけい」から「宮野真守」に変わってたのが本当最高。好き。

森で足止めを食うランディ&ローラのわちゃわちゃシーンは、もうあんたら優勝!って感じでした。
話を聞いてもらえなくて「エクスプローラぁぁー!」って駄々っ子になるランディに、

剣幕に圧倒されて思わずランディに本気平手かますローラ…可愛いしかない…。
ライビュ回では、ちょっと噛んじゃったランディと、それを見逃さずに言い直させるローラの姿が全国生中継までされちゃったのであの二人の可愛さが世界中にバレてしまった。
ああ、もう、この先に待ち受ける悲劇を知っていても「可愛い」と思うのは止められない。

3魔女改めヘビーメンタルの皆様は、disc3でついに脱退ネタまで取り入れてやりたい放題(笑)
本当、ここがヒロイン役の女優の初登場(えなりか○きの物まねをしながら)ってどうかしてるよね…。
でも、ゴスロリファッションの長澤まさみ様なんてスーパー目の保養だから嬉しい、ありがとう。
歌い出し一発目から最高に声が綺麗で歌がうまい…。
ハイパー可愛いです。とても将来うーメタルになるとは思えない。
可愛いと言えば、ここでのランディの変顔はまだまだ「可愛い」寄りの変顔だよね。
どちらかというと、過去シーンでのファンに対する威嚇の顔が一番ヤバい。

バンド「メタルマクベス」のビジュアルは、何度も言うけどポスターにして売って下さいってば!
もしくは写真集でもいいんですけど発売はいつなんですか、200年前から待ってるんですが。
って言いたくもなるくらい無駄に全員美しく撮れてるんだもんなー、CDジャケ写真。
ナンプラーなんて、90年代新感線のビジュアル系走ってた頃の粟根さんのお写真のようじゃないですか。
これで「52歳予備校教師」
設定って何なの…ファンをどうしたいの…なんで微妙に2歳サバ読んだの…(粟根さん実年齢54歳)

そしてライビュの日はちょうどソフトバンク携帯の通信障害が全国で起こった日でしたが、しっかりじゅんさんローラは
(頭の中にCDをダウンロードしながら)「朝から通信障害!」
って叫んでて、映画館にいながら拍手しそうなくらい笑いました。
時事問題も学べる「メタルマクベス disc3」やはりきちんと映像化すべき。

なんて、しょうもない感想がとりとめもなく浮かぶんですが、ここで
「魔女の一人とランダムスター夫人が同じ顔をしてる」
っていうのが何かしらのメタファーというか、やっぱりいろいろ考えてしまう…。
悲しいけど、夫人は間違いなくランディを破滅に追い込む一人なんだよなぁ。
バンドメンバーが自分やバンクォーやグレコに顔がそっくりなことはすぐ気付くけれど、魔女の一人が妻にそっくりなことは気付かないランディも、
その暗喩なのかな、とか無駄に深読みしてしまう。
そのベーシスト・マクダフ柳下とグレコの顔がそっくり!と気付いた瞬間のご本人登場の流れも格好いいなぁ。
赤髪良いよね、赤髪。
ランダムスターがマホガニーの領主に任命された時、誇らしげな笑みを浮かべるのもグレコの人柄が現れていて、良い。
本当にまっすぐで友人や家族想いの良い男だ。
全てを失って絶望と憎しみに駆られながらも、狂わずに折れずに敵に向かっていく男はこれくらい格好良くなくちゃいけない。

一人残ったランディが歌う「自問シャウト自答」ここも好きな歌で、好きな場面です。
そのまま回転してマホガニー領主の処刑場面へ移るんですが、ここのJr.がまーかつてないポンコツっぷりで!
パパの後ろに隠れる、おびえる、美味しいとこだけ取る、処刑実行もうっかりの産物。
そりゃランディじゃなくても「俺が王座に座りたい」と思うわなぁ。
そういう意味でもdisc3のJr.は、歴代でも異色でしたね。
いつも思うけど「ユッケ食わない」は何の解決にもなっていない。

「自問シャウト自答」後はようやく本役にて長澤まさみ夫人のご登場ー!
今回の衣装さんは本当に最高の仕事をして下さった。
ドレスじゃなくてぴったりパンツスタイルなランダムスター夫人の立ち姿、格好良いったら。
何という美脚!憧れずにはおれない。
缶ビールぐびぐびが様になりすぎてる。
そして強い…これは明らかにヤマハでは太刀打ちできない…。
毎回実名でディスられるヤマハ(演:吉田メタル)本当にお疲れ様です。

そしてここのアルバム曲紹介、初演からdisc1~3全ver.を観ていたら嬉しい仕掛けが分かりますよね。
「リンスはお湯に溶かして使え」「ダイエースプレー買うてこいや」に続き、まさかのメタルマクベス初演ぶりの新曲

「浪人生の館」

が初お披露目ですよ!
disc1からずっと曲名だけ出てて、ずっと気になってたよ!
まさか2018年にメタルマクベスの新曲が聞けるなんて思わないじゃん…。
しかも、ナンプラーがドラムを!かなりしっかり演奏してくれている!
はぁ~めっちゃカッコいい…ライビュではあんまり映らなかったけど…
あと現地で観劇した時は、私の席からは見事にマクベス浦井の影にナンプラーが隠れてしまってよく見えなかった。
「推しが推しを隠す」という、掛け持ちで推しを作った女が落ちる地獄みたいな状況になってました。
でもいいんだ…ちらりと見えるそれですら格好良いから…。
本当、3曲をそれぞれ別のdiscでやるって試み、最高。

凄味を感じる程に見事な長い夫人の独白後のいちゃいちゃタイムは、何度観てもエヘヘってなる。
本当に可愛い夫婦。
夫人が大好き過ぎて暴走気味な大型犬・浦井ランディと、ついつい甘やかしちゃう長澤夫人の図、に見えて仕方ない。
しかし毎回戦から戻る度にあれやってるのな、ランディ夫妻…戦より体力使いそうなジャレ合いよな…。
「つおいの!ランディすっごいつおいの!」
ってドヤ顔で言うランディが可愛くってしょうがないよ、夫人じゃなくてもキャラメルあげちゃうよ。
あと、怒られるのが怖くって「い、インスタントラーメン!」っていろんな発音で必死で連呼するのも可愛い…
そして威圧感たっぷりに近づく夫人が怖い…!
あのシーン、disc3の夫婦の関係がよく出てましたね(笑)

からの、「私の殺意」!
毎回楽しみで仕方ないこのシーンですが、まー素晴らしかった!
ランディ夫人のドスの効いた迫力たっぷりの歌声、翻弄されつつも全身で応えるランディ。
ここだよ、ここまでなんだよ。
ランダムスター夫妻の行為と言動を「暴走」ではなくギラギラした「野心」と受け止めて、ワクワク出来るのは。
後はひたすら、悲劇を予感しつつ見守るしか出来ない。
だから好きなのかもしれないなぁ、セクシーさと凄味が混ざり合ったカオスっぷり含めて。
ベッドにダイブした時の浦井ランディの腰チラありがとうありがとう。

続く過去パート、ここだけ切り取ったらちょっとしたドタバタ喜劇の世界みたい。
コミックバンドにしか見えない皆のビジュアルに、まともな人が一人もいないパーティ会場。
いやマジで、なんでせんとくんがいるの?その時代まだ存在しなくない?
2218年では徹頭徹尾格好良いグレコが、こちらでは駄目の見本みたいな男なのがめっちゃ好き。
マクダフ、ここでしか登場しないの勿体ない。
ナンプラーさんは本当にその衣装何…どうした…可愛い…。

あとマクベス浦井を「うらら」呼びしてて、あまりの貴さに突っ伏しそうだった。
うららって!
粟根さんが浦井さんをうららって!
私、てっきり粟根さんの「健ちゃん」呼びが聞けるものと思ってドキドキしてたら想像の斜め上を行かれました。
そりゃそんな呼び方するのなんてナンプラーくらいのもんでしょうよ。
ファンですらそんなに可愛い呼び方しないよ…うららって…

初演から続くローズのバンクォー駄目出し伝統芸「きこりの顔」は遂に「きこりのお爺さん」に最終進化しました。
ハンケツは健在。何度観ても笑ってしまう。
そして「ドラムは合格」にちょっとドヤ顔してしまうナンプラー推しの女。
「純喫茶マクベス」は時代が時代ならファンの間では「聖地巡礼」とか言われて繁盛しただろうなぁ。
でもいくら常連だったからって、あの個性バラバラな4人がどうやって知り合って仲良くなるというんだ。
(私の中では勝手に、マクベスが通った予備校の先生がなんば先生だったことになってる。)
個性バラバラだけど、千枚漬け女ことシマコさんのシーンでマクベス・バンクォー・
ンプラーが揃ってツッコミ入れるとこは息ぴったりよね。
あのシーン、私はとても胸熱でした。
浦井さんとじゅんさんと粟根さんがセンターに揃っている、素敵な光景!ってうっとりしてました。

「金がいるんだよおおおお~」と、笑ってよさそうなものなのにどこか呪詛のように聞こえて不気味なマクダフの声とともに
「マクベス」が「ランダムスター」になっていくシーン、ライビュだと表情がよく見えてゾクッとした。
限りなく無表情に近いんだけれど、どこか狂気の片鱗が見えるような表情。
開けては駄目な扉に手を掛けてしまったような顔をしている。
浦井さんの、こういう表情の作り方が大好きです。

2218年に戻ってきて、また夫人に恫喝されながら王を殺す算段を立てるランダムスター夫妻。
ここを観ていると、「本当にランディはこういう悪事に向いていないんだなぁ」としか思えないですね。
止められないと分かっていても、ひょっとしてこのランディなら止められそうな気がしてしまって辛い。
それでいて、腹を括ったらあの表情ですよ。
浦井健治の心と頭には、いったいいくつのスイッチがあるんだ。
そしていざ事に及んでも、怯え散らかして戻ってくるその姿に圧倒されます。
「よしよし怖かったね~」と慰めて済ませられる怯えじゃない。
人間として超えてはいけない一線を超えてしまった、かけるべき言葉のひとつも見つからない姿。
完全に目の焦点が合わないままに、喚いて暴れる姿から目が離せない。
浦井ランディが愛嬌も何もかなぐり捨てて、整った顔をぐちゃぐちゃにして、なりふり構わずの情けない怯えっぷりを曝け出すのに対して、
長澤ランディ夫人は綺麗な顔を少しも汚さずに、ほんの少しの声の震えと取り乱しだけで気丈に振舞おうとする。
いや、気丈に振舞おうとして、出来ていない。
どちらも本当に小さな人間であることが分かってしまうシーンでありながら、その対比がとても見応えがあって凄い。
あんな2人の姿を見せられては「きっとうまくいく」なんてさっきと同じように歌えるわけがない。

どうにかこうにかレスポール王にとどめを刺して、しばらく放心状態で横たわる2人。
この時、ライビュで随分長い間その浦井ランディの姿をカメラが映してくれていたのですが…
どなたがあのカメラをご担当されてたのでしょう…
今からでももう一回ライビュ代金を直接払いに行きたいくらい感謝してます…。
「レスポールを起こしてやってくれー!」の叫びは何度聞いても辛いですね。
浦井ランディの深い後悔が伝わる。
この後悔はきっと、夫人以外に向けられた彼の最後の「優しさ」から来たものだと信じたい。
「弱さ」じゃなくって「優しさ」であってほしい。

間に「ローラのマーライオン」という癒し(癒し?)が挟まれなかったら本当にしんどいシーンの連続でした。
続くシーンでも抜群の緩急のきっかけになってくれてるもんなぁ、ローラのゲ●。
門番に「ここで吐いた奴がいる!」と宣言されて、完全にいたずらがバレた子の顔になってるランディ&ローラが可愛すぎる。
ここだけ何故か息ぴったりに刑事小芝居をする門番とグレコ夫人も。
皆の疑惑がJr.に向かう中、ランディ夫妻だけが彼を庇うような言動をわざとするのが小狡くていい。
この時点ではまだまだ夫妻の企みが上手くいく可能性が残っている(と思いたい)ので、「よしよし、良いぞ」となってしまう。

disc1ではむしろ、殺人よりもそのしれっとした狡猾さのほうがよっぽど悪魔的な振る舞いにみえてゾッとしたんですけどね。
なんだろなぁ、この差。
やっぱりキャストが変わると面白い。

そこからのグレコとJr.のやり取りも、温かくて毎回好きなんですよね。
今ステアラの物販で売るべきは、最中でも肉まんでもなく明太卵焼きだと思う。

「王を弔う歌」は冠くんの歌の迫力もさることながら、劇場をぐるり一周する葬列がお見事で。
やっぱりこの劇場でメタルマクベスを見られてよかったなぁと思います。
夫妻を見るエクスプローラーの疑惑の目が、二幕へ向けた不穏の種としてしっかり印象付くのもいい。

一幕、二幕や他の真面目なシェイクスピアより比較的見やすいはずなんですけど、最後の数十分が重すぎて…。
ここで休憩挟みで本当に良かったと思う。続きがいよいよ重いので。

ここまででかなり長い感想にになってしまいましたが、後半戦の二幕。
冒頭の「夫人のため息」ここだけ全ver.違う曲なのねー!良い!
今回の歌、めちゃくちゃ格好いいじゃん!
長澤ランディ夫人にぴったり!
衣装がパンツからドレススタイルに変わっても、夫人の格好良さは変わらない。
右近さんのラップが入るのとか超格好いい。
アップテンポだから若干歌詞が聞き取り難くて初見の人には伝わりにくいかな…と一瞬思ったんですが、
そこは流石の長澤まさみ様で、表情や歌声の雰囲気だけでも十分に何が言いたいか伝わってしまう。

「いらない、けど誰にも譲りたくない」

この歌詞が分かりすぎて辛い。
直接的には触れられてなくても、夫人の後悔が伝わってくる。
絶対お友達になりたくないけど、凄く共感は出来てしまう。辛い。
そんな迫力で歌ったのに、マイクがあっという間に掃除機に化けてつい笑ってしまった。
新感線、そういうとこな…。
拝啓インディ高橋、お疲れ様ですありがとう。

「あの子のブーツは豚の耳の匂い」
タイトルだけ聞いたら完全に「ダイエースプレー」「リンス」「浪人生」と同じくくり(笑)
だけど実は真面目な曲であることが分かるローラのナンバー。
広大な荒野をバイクで走る解放感が良い。
多分劇中最後、少しだけ幸せになれる場面じゃないかと思います。
鋼鉄城に戻ってきて、そんなローラをランディが出迎えるんですが…

ここの浦井さんの演技がすっっっっごく良かった。

めちゃめちゃに怖かった。
確かに明るく話してるの、顔も笑ってるの。
親友を迎える気さくな王様風なの。
でも、絶対まともじゃないんですよ。
あまりにもすらすらと話しすぎてるし、「躁かな?」ってくらい上機嫌なのにひどく空虚だし、
一幕でローラと一緒にいた時と同じ人同士が話してるなんてとても思えない。
ここは浦井さんの本領発揮って感じで…本当に凄かった。
丸出しの狂気より怖かった。
そんなランディに

「我々は長い間あなたの笑顔を見ておりません」

って言い放つローラの言葉はきついよね。
どんなに嘘くさくて白々しい笑顔を振りまいても、親友にはバレてるっていう。
それを見抜
かれた後の顔もさぁ本当…。
そこにいるのは、最後に残ったあなたの友達だったのに。
去っていくローラを見つめて、死の宣告のように歌うランディの顔がもう狂気に満ちていて、怖いより悲しい。
そのまま過去の時代に話が移っていくのがあまりに自然なのも凄い。
観客もランディと一緒に、現実と過去の区別がつかなくて混乱していくので…。
ローラ/バンクォーの暗殺を促すランディ/マクベスの姿が二つの時代で並走していく悪夢のようなあの流れは、この芝居の見せ場のひとつだなぁ。
ぐるぐる劇場の演出のおかげで、いよいよ鬼気迫る迫力と怖さがある。

そうして震えつつも、衣装チェンジしてきてるナンプラーは可愛いし、その格好でドラム演奏するナンプラーは格好いい。
マクベスが思う理想のバンドの中にちゃんとナンプラーがいるの…いいよね…。
そして、最後まで息子を守って死んでいくローラは最後までとても男らしくて誇らしくて、
浦井さんのマクベスと共にじゅんさんが演じるローラが見られて本当に良かったなぁと思う。

そのまま時は過去に留まり続けて、おそらく「メタルマクベス」がメジャーの舞台から去るきっかけであろうパーティ会場のシーンに移るのだけど、

ここ情報量多すぎない?

あの業界人達、誰が誰のパロディだかゆっくり精査する時間をくれ!

毎回あの手この手で現れるバンクォーの亡霊、ここでは遂に自分の腸と漫才を始めてしまった。
実はここでナンプラーが去り際に
「新しいバンド作ろう!」
って言ってるのが最初に分かった時にめっちゃ衝撃でね。
あんなキャラクターしているのに、超ドライなんですよ。
そこんとこ、パール王には引き継がれなかったのね。
引き継いでいたら、あんな悲劇的最後にはならなかったかもしれないのにね。

そして全浦井ファンがひっくり返ったに違いない、まさかのエリザベートパロディー!!!!!
ごめん、まさか私はあんなに願い続けた「浦井さんの出演するエリザベートが見たい」をこんな形で叶えられるとは思ってなかった。
(これをカウントすべきではない)
いやぁ、まさか浦井ルドルフをこんな形で拝むことになるとは…
知らない人は???だけれど分かる人には一発で分かるサプライズパロディをありがとういのうえさん…。
ここのバンクォー乱舞シーン、disc1はEXILEパロ(LDHの女でもある私歓喜)、disc2は鬼太郎パロで比較的分かりやすかったのに(笑)
確かにあのバンクォーの銀髪はトート閣下だけど…だけどさぁ!
どうでもいいけど新感線でエリザパロするなら、じゅんさんはルキーニ一択だと思います。絶対ハマリ役。
古田トート、聖子ゾフィー、粟根フランツで…、あ、粟根さんが聖子さんの息子になってしまった。
ってことをいろいろ考えてしまうくらい、私はここのエリザパロで喜びました。

ここからのシーンは全然喜んでる場合じゃないんですけど…。

最初は錯乱気味のランディを支える気丈な夫人、の図に見えたけれど、実は夫人のほうが追いつめられてた。
ここ、辛い。
あんなに力差が夫人>>>>ランディに思えていた一幕を経ての、これは辛い。
キャラメルを口に入れての第一声「…甘い」の言葉に泣きそうになった。
夫人、「甘い」と言ったその声色がもう、弱弱しくって…。
「甘い」と言ってから、じわじわと我に返ったのがこれまでの夫人のパターンだったと思うのですが、
長澤夫人は「甘い」の時点で自分が取り乱しておかしくなってることに気付いて、ショックを受けてる声なんですよね。
それでも最初の言葉が「甘い」だったのが、うまく言葉に出来ないのですが無性に切なくって。
夫人の弱さが凄く出てたから、尚更続くキャラメルの歌が泣けてしまった。
ここの浦井さんの歌声が、本当に暖かくて優しい。
夫人に対する愛おしさに満ちてる。

そんなキャラメルの歌でしんみりした後の、パール王ー!!
お衣装は基本disc1を引き継いでるんだけど、髪型!髪型!
disc1の金髪から、うっすら紫がかった銀髪に変わってるんだけど…何事…?
前髪が一房垂れてるのも、それアカンやつです、みんなが好きなやつです。
あまりに見目麗しすぎて勘弁してほしいありがとう。
ぽんっと背中を押してJr.を後押ししてあげるのもたまらん…ガチ人格者だ…。
私の癖の一つに
「初見の人の気持ちになって馴染みの作品をリピートする」
があるのですが、毎回ここで

「うわぁとっても渋くて格好良いメガネの方が出てきた…二幕で初登場なんてもったいないな…
え!?ナンプラーと同じ役者さんなんですか!?」

と脳内で一人茶番劇が繰り広げられる。
そして、浦井ルドルフに引き続き
「裸エプロン姿の浦井健治(※イメージ画像)」
まで拝めると思いませんでしたよ。
いのうえひでのりありがとうこの野郎ありがとう。
初めて見たはずなのに、何だこの既視感…と思っていたのですが、後々理由が分かりました。
奇しくも私のdisc3初観劇日は11月11日で、ちょうど5年前のこの日には私が見ることが叶わなかった
「StarS武道館コンサート」
が行われており、そこで浦井健治が褌姿を、そして山崎育三郎がエプロン姿を披露していたんですね。
メモリアルブックでそのお写真を見て「今度こそ、いつか、私も見に行きたい!」って思ったんですよね。
まさか5年越しにそんな願いまで叶えてもらえるなんて…(だからそれをカウントすべきではない)
あとこれはその時の粟根さんのさじ加減の問題かもしれませんが、disc3のパール王は若干「裸エプロン」に対してリアクションが冷めてる気がする(笑)
それにしても浦井ランディの家庭教師を粟根パール王が務めてたなんて、そんな素晴らしい世界があります?
そこの設定変更、嬉しすぎるんだけど…過去編スピンオフ下さい。
粟根さん浦井さんが師弟、なんて輝かしい設定の舞台なのに、なんであんなに悲しい結末にしかならないんだ…。

最後の過去パートでは、もはや落ちぶれに落ちぶれたマクベス浦井。
ここで初めて未来→過去に対する混同が起きてるんですよね。
魔女に出会ってそそのかされたのは、「マクベス浦井」ではなく「ランダムスター」だったはずなのに。
いったい何が原因で、何が結果だったのか?
どちらにしても、マクベスとローズはもう永遠にこのループから抜け出せないのでは?と末恐ろしい気持ちになる。
そして現れる元凶の魔女どもは、ねぶた風だー!
アテルイ!ってちょっと叫びそうになった。

ここでひとつ、またひとつと告げられる予言は、予言というよりランディに掛けられる「不死の呪い
だよなぁ。
終盤の戦いを見ていたら、あのランダムスターにとって「死なない」というのは加護ではなく「呪い」にしかみえない。
ご本人は全然気付いてないようだけれど。
城に戻ったことにも気付かずにグレコ殺しを命令するランディの顔は完全に正気じゃないな。
玉座に座ってケタケタと笑うその姿、さっきまで優しく夫人を抱いて子守唄を歌った男とは思えなかった。
改めて、浦井さんの狂気と演技の振れ幅に脱帽する。

グレコの城での悲劇は毎回本当に見ていて辛いんだけれど、今回はここで暗殺者・川原正嗣に大興奮してしまったことを許してほしい。
敬語の暗殺者って、それグレコ一家だけでなくファンまでころしにくるやつや。アカンやつや。いっそころしてくれ。
悠々と親子の悲劇を見守る姿がめちゃくちゃ腹立つのに、格好いいと思ってしまうのがやめられない。
本当にね…絶対マクダフ柳下にあっさりやられるタマじゃないだろうって思うんですけど…。
とりあえず、「偽義経冥界歌」でも存分に期待させて下さい。

そういえばdisc3では初めて、息子が母を、ではなく母が息子を逃がすんですよね。
峯村さんの背が高くていらっしゃるので、柳下さんが背負って戻ってくる時のバランス等々考えてかな…と思ったんですが、私は今回のそれが凄く好きでした。
どちらにしても、とても悲しいんだけれど。
そして今回唐突に、トーカイとマーシャルの関係が凄くいいなって思いました。
別に深く言及されているわけではなかったけど、
「生きていたのか!」
って言葉に、昔馴染みのようなものを感じてちょっとだけ暖かい気持ちになった。
最後まで生き残る、数少ない2人だしね。

しかし続く「明けない夜はso long」はやられたなぁ。
Jr.だけの歌じゃなくて、グレコとパール王も歌ってるー!!
パール王が!!!歌ってる!!!!
初見時に心臓飛び出しそうになりました。
あのシーン、ダンスや行進の動きがめちゃくちゃ格好良くて、パール王が歌わなくても大好きだったんですよ。
それが、あんな、あんな…(絶句)
ライビュでは、更に歌うお姿がアップで映されていて駄目でした。
不意打ちだったから数秒間記憶が飛んだし、発声可能上映とかだったら確実に力いっぱいの「好き!!!!!」が出てた。
演出的な意味でも、みんながJr.を支えてる感じがあってよかった。
一幕はどうにも頼りないJr.だったけれど、「明けない夜はない!」と最後に歌い切る姿は文句なく格好良かった。

反乱軍の決起はつゆ知らず、ゆるゆるコントを繰り広げる門番&耳鼻科医。
ライビュで見た右近さんの耳鼻科医、長澤まさみに負けないくらいお肌が綺麗でびっくりしました。
なるほど、うーメタルからの右近B、なるほど…(なるほどじゃない)
そんな門番達の緩さでも癒されないくらい、夫人の病み方は辛い。
これまでの夫人が、小さな器に収まりきらない罪の重さが溢れてしまったようなイメージだったのに対して
長澤夫人はぽっきり「折れた」ようなイメージで…。
もう一幕でランディを、自分自身を駆り立てていた強い衝動はどこにもなく、ただ力なくぷらぷらと揺れているような。
どれだけ打っても響かないような。
棘もぜーんぶ落ちてしまった。
広い舞台の真ん中で、暗くて冷たい部屋で一人震える姿のあまりに孤独なこと。
浦井ランディじゃなくても抱きしめにいってあげたくなる。

でも、浦井ランディほど彼女のことを「一時も離さずにそばにいたい」と思っている男はいないだろうな。
駆け寄るスピードも速いし、抱きしめる手は力強いし。
優しく肩を抱いて寝室に戻る時も、エレベーターのドアを閉めるほんの一瞬ですら夫人から離れていたくないようだった。
一瞬でも、彼女の支えになってあげられないのが耐えられないみたいな。
一幕では「大型犬の愛らしさ」と映ったそれが、二幕はただひたすらに哀しみの方向に振れるだけ。

そしてここから、ランディは夫人を「ローズ」と呼ぶし、夫人はランディを「マクベス」と呼ぶ。
2人の体はここにあるのに、心はどちらも過去にある。
そのちぐはぐさでどうしても、ランディが100%の力でしっかりと夫人に寄り添ってあげられていないように思えてしまう。
最後の最後に、こんな悲しいすれ違いがあっていいのか。
犯した罪の重さに見合った、それにしてもあんまりにも可哀想な姿じゃないか。
浦井さんがご自身のラジオにて

「人間が人間を愛しながら崩壊していく様」

とメタルマクベスを評していたのですが、この場面はまさにそれでした。
クライマックスがド派手な大崩壊なら、ここは静かな崩壊のシーン。
それでも、浦井ランディが

「そんなちっぽけな幸せなど、はなから望んじゃいないよ」

と夫人に告げるのが、どうにも幸せで悲しい言葉で優しすぎて泣いてしまった。
贔屓目もあるけれど、この台詞がここまで似合うのは浦井ランディくらいじゃないかと思った。
「滅んでいくなら、地獄に落ちるなら二人一緒」
その覚悟をこれ以上なく優しく伝える言葉だと思う。
どう考えても、この2人が陥った状況は自業自得でしかなくって、ここからハッピーエンドを望む気にはなれない。
でも、このままバッドエンドを迎えさせるには情が移りすぎてる。
どうしたって憎み切ることが出来なくて、どこかで転がり落ちるのを止められなかったか、まだ止められるんじゃないかと考えてしまう。
そんな気持ちがこの台詞で爆発してしまうんだと思います。
魔女達にとらわれて永遠に無限ループを繰り返すかもしれない呪われた2人だけれど、disc100くらいでいつか救われてほしい。

とにかくこの夫婦最後のシーンは、絶望と後悔にとらわれた夫人の狂った嘆きが壮絶で、
それを静かに見守り受け止めようとするランダムスターの姿が悲しくて。
長澤まさみさんのこちらを突き刺してくるようなお芝居と、それを受ける浦井さんの芝居がとにかく素晴らしかった。

一方の反乱軍、バイクを率いるパール王が格好いいなー本当にもう!
パール王、基本的には穏やかな人格者で包容力のある年長者で、ちょっと涙もろいところもある人物、的な描かれ方なのに。
いざ戦闘体制になるとめっちゃドスの効いた低い声で叫ぶの最高に素敵じゃないですか。
これが王の器ですよ。聞いてるかランディ。
あと、「年長者は誰だ!」って聞かれて
「ここはあなたでしょう」
的な仕草でパールを立てるグレコもいいよね…あの二人いいよね…先生チーム。

ここからの展開は、本当に私が新感線全作品の中でも屈指の「好き
が溢れたとこばっかなんですよ。
「私の殺意/私の失意」からの反乱軍の殺陣と、夫人の最後。
パール王も二刀流やないかーい!
殺陣師様、天才では?どなたです?川原さんですか?天才!
これ、

ランディとパールが師弟関係だから2人共二刀流なんだねえ、

という気付きを他の方からいただきまして、あまりのエモさに全私が崩れ落ちました。
そんなことがあっていいのか。

そして今回の夫人の最後、歴代と比べてあまりに溜めの時間がなくて、そのあっけなさが悲しいったらない。
潔い、という言葉を使うのも少し躊躇してしまうけど…。
Jr.とマーシャルに静かに一礼して、まるでちょっとドアの外に出るくらいの自然さで柵を乗り越えていく彼女の姿の何が悲しいって、
最後に彼女はランディのことを思い出す時間すらなかっただろうな、
ってことだよ…。
夫人の死を告げられたランディはあんなに嘆き哀しんだのに。

そこからは私が毎回息を止めて見守ってしまうランダムスターvs.パール王…。
このシーンが、推し同士って点を差し引いても本当に好きで好きで。
「マクベス」覚醒のシーンじゃないですか。
「ランダムスター」から「マクベス」になるシーン。
唯一の拠り所であった夫人を亡くして、もう2218年に心を留める意味が全くなくなったランディが完全に「マクベス」になる瞬間。
たまたまそこに居合わせたのがパール王の悲劇で、ましてや今回は彼の「師」であったという設定。
もしかしたら少しでも、昔を思い出して導いて悔い改めさせてから見送ってやろう、くらいの気持ちがあったかもしれない。
まさか自分のことを認識もされていないなんて思っていなかったに違いない。
衝撃を受けながら、それでも勇猛果敢にかつての教え子に向かっていくも、相手の心はここにあらずでちっとも響かない。
その姿は気高いけれど無惨にも見えて、一方のランダムスターは自分が誰を斬っているのかなんて一向に気にしていなくって。
静かで悲しい場面から、ランダムスターの激しい歌声と狂気が一気に物語をクライマックスに押し上げる。
「メタルマクベス」のけたたましい世界が最高潮を迎える、あの気迫と悲劇が渦巻くシーンが粟根さんと浦井さんで見られるなんてこんな幸せなことはない。

そしてパール王を斬り捨てた後、それまで比較的冷静な顔(何ならおぞましい笑み)で戦っていたランダムスターは、天を見上げて泣き出しそうな顔になるのね。
ああ、なんて可哀想で愚かな男なんだと思いますよね、勘弁してほしい。
あなたの大事な夫人は地の下の下に堕ちていったし、あなたをとても大事に思ってくれた最後の人かも知れないかつての師も、あなたの足元にしかいない。
天を見上げたって何にもならないのにね。
ランダムスター、本当に可哀想で、早く夫人と一緒の地獄にいかせてあげてほしいと思ってしまう。

その後
「愛する妻も 友だちも去った」
と歌うのがまた辛いんですよ。
「親友」「友人」じゃなくて「友だち」という響きに感じる幼さが辛い。
きっとローラのことだろうし、もしかしたら昔のバンド仲間を思い出してのことかもしれない。
全部自分で無くしたものだから自業自得に他ならないのに、まるで他人事なんだもの。
「愛する妻と、友だち」
この人は本当に、夫人の言うところの「ちっぽけな幸せ」で充分幸せで満足できたはずの人だったんだろうな。
そう考えたら、ランダムスターの小ささがとても愛おしく思えてきてしまって駄目だ。

グレコとの壮絶な戦いは、前述の通り彼にかかった不死の「呪い」が一つ一つ解かれていく儀式のようですね。
最後に観た夫人の幻は、客観的に見れば死神の姿かもしれないけれどランダムスターにしてみればきっと救済。
別々の天国より、一緒の地獄に落ちてほしい。

自分自身がファンであることもあり、浦井ランダムスターに対する気持ちは本当に複雑です。
最後の戦いの吠える声も、「殺しが好きだ」という叫びも、グレコに向けるこの上なく嫌な言葉の数々も、化け物みたいなのに。
ずっとあの戦い続ける姿が見たいという気持ちと、早く救われてほしいという気持ちがごた混ぜに。
とても、2回観ただけでは整理がつかない。
それほどまでに、私は「メタルマクベス」の浦井健治を待ち望んでいたのだなぁと思います。
ひとつだけ言えるのは、最後に浮かび上がったランダムスター夫妻の姿を見て、そこが地獄だろうと何だろうと同じ場所にいられる2人は幸せそうでよかった。
本当に良かった。

あと数回生で見たら、もう私のメタルマクベスは終わっちゃうんですけどね…
その後のロスが怖すぎるんですけど、とりあえずまだ続きがある!
どうか千秋楽まで、キャストスタッフ劇場すべて何事もなく、走り切りますように!
という願いをかけて、ひとまず最初の感想を〆ようと思います。

完全に長すぎた。

ハーバードが選んだ不意打ちの10個の原則

こんにちは

型破りな、心理・家族療法・チャイルドカウンセラー

カラーセラピスト

認定エンジェルカードリーダーの松浦です

はじめましての方へ(松浦さんが30秒でよくわかります)
リアルのび太の(息子)療育、不登校、初入院を綴ってます
わたしごと
不意打ちパンチ、娘っこのこと

いつでも笑って過ごしたい(*ˊ˘ˋ*)。♪:*°


 ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ 

これ理想ですよね

昨日LINE@に登録してくださ
た方から

こんなメッセージを頂きました笑顔

『大変なのでしょうが

楽しく過ごしているのが浮かび

思わずニヤニヤしています』

↑ありがとうございます笑顔

私は真面目な記事を書く時もありますが

目玉のおやじのモノマネは誰にも負けない

とか、ふざけた記事も書きます

是非ニヤニヤしてください

とっても嬉しいです

このブログで私がお伝えしたいことは

そんな意味もあるんですね

辛い事も苦しいこともある

そりゃ頭を抱える日もあります

きれい事では済まされない日もある

でもさ

なんせ、楽しく生きなきゃ損だと思ってます

色々経験してきて思うのは

いかにどんな状況でも楽しみをみいだすか?

(Mではありません 笑)

これは私の人生の大きなテーマだと

勝手に思っています

楽もあれば苦もある

良いことばかりは続かないかもしれないし

でも苦しいことばかりでもないはずです

人は自分が思うような人生にしかなりません

ならば、逆境の中でも楽しく生きたい

涙する日もあれば爆笑する日もあります

あなたはどんな生き方をし

どんな人生にしたいですか?

きっと、自分の「在り方」で変わると思います

生きづらさもなくなります

こんな私だからこそ

そんなお手伝いをさせて頂いております

今日は昔からの友達と

少しの時間だったけどランチしてリフレッシュ

クリスマスプレゼント企画 カラーで紐解く、本当の自分と今必要な色✩ 無料モニター様を募集

ドドーンと10名様→終了致しました

お申し込み下さった方

ありがとうございました(*・ω・)*_ _)


2019年はどんな年になる?

『イヤーリーディングスプレッド』(12枚引き)

一年間の大きな流れを掴み、チャンスを逃さず行動出来るようメッセージをお届けします(*ˊ˘ˋ*)

通常12枚引き \4500が

クリスマスプレゼントお値段 \3500

※リーディング価格は年内のみ

※お申し込み順にさせて頂きますので日にちを頂くかもしれませんがご了承ください(*・ω・)*_ _)

HP



月曜日にオラクルカード一枚引きメッセージ

他、週1回色々発信してます。1対1のやり取りも出来るので繋がってもらえたら喜びます

ID「@qst4597w」

※女性のみですのでご了承ください


読んで頂きありがとうございました


不意打ち 関連ツイート

@acn_ovo (不意打ちに弱いタイプの)みんなが回してると思えばこころをつよくたもてるきがする…する…??
ストーリー見るにだいぶ献身的な感はあるよね マスターに尽くすあまりにセクハラも押し切られそう、いや、押し切る
RT @t0ugasaki_s: 忘れてて不意打ち食らって死んでる https://t.co/y52hlEduIa
@rojiur_ms いやいやこの組み合わせこの雰囲気このかっこよさと可愛さ~~これは天才の所業としか言いようがないですね…!?!?噴火した~~~鎮まりたまえ~~💃💃!!あっ!そういうwwすみませn土龍以本欲しいって話かと思ってた… https://t.co/hVtUJ0Uj4l
@Arle9in @G_K_night なるほどwゲイルはそうだなぁ…。不意打ちでされたら反応するかな?
嫌すぎる鏡だwwwwまぁそれを黙って見守ったり乗ったりするゲイルもゲイルだけどな(˙꒳​˙ )
「…ふふ!さぁどうだろうね… https://t.co/pzAQtcHDjI

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